悪女には表と裏があるらしい。２

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亮平side


翌日。


先生たちから、長尾の容体を聞かされた。


かなり悪いらしく、しばらくは学校に戻って来れないらしい。


俺は…嬉しかった。


これでもう愛奈をいじめる奴はいなくなった。


愛奈と幸せな生活を送ることができる。


樹「長尾の容体は聞いた？」


LINEで樹が聞いてくる。


北斗「聞いた。ぶっちゃけどう思ってる？」


一瞬の間があったのちに、返信が来た。


大介「…ここだけの話、嬉しかったよ」


北斗「俺も」


ラウール「僕も」


樹「だよね。だって拳握りしめちゃったもん」


翔太「マジで嬉しい」


涼太「翔太と同じく」


ジェシー「このまま愛奈をいじめなきゃいいのに」


慎太郎「それな」


大我「俺も。阿部ちゃんは？」


きょもに振られて、送る。


亮平「…嬉しかった。でも、不謹慎かなと思ってさすがにスノスト以外には言ってないけど」


照「阿部に同意。」


辰哉「二人に同意。さすがにヤバいもんねわら」


蓮「俺も嬉しかったすよ。思う存分愛奈とイチャつけるので」


北斗「おいこら」


照「ざけんな」


蓮「俺本気っすから」


康二「めめらしいな笑」


俺は静かにLINEを閉じた。


すると、また通知音が来た。


ジェシー「そういえばコーチは？」


辰哉「あ今日高地休み」


ラウール「珍しい」


翔太「風邪？」


涼太「珍しいね高地が風邪なんて」


辰哉「たぶんそう」


辰哉「あとで見舞いのメールするわ」


大介「もう見てんじゃね？」


北斗「かも。こーちお大事に―」


珍しいな…


そう思いながらも、授業に集中し、愛奈に会いに行くというウキウキした感情をおさえることが出来なかった。

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