悪女には表と裏があるらしい。２

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優吾「…」


大吾「…スノストは、愛奈をAがいじめている状況を見て勘違いをした。それで愛奈にとっては好都合。イケメン15人が、自分が悪いのに自分のことを守ってくれるから。…Aはそれでもやめなかった。」


俺は愛奈が嫌いだ。だってAやみっちー、謙杜くんまで傷つけた。


それに…一番最低なのは…


大吾「…愛奈、忘れてたんや。」


優吾「？」


大吾「…自分が、Aをいじめたこと。それにみっちーや謙杜くんに何をしたのかも。全部」


俺は一度、愛奈に接触したことがあった。


過去のことをぶちまけてやったが、愛奈は本気で覚えていないようだった。


ましては、俺にこう言った。


愛奈「変な被害妄想でいじめを正当化しないでよ！西畑くんは、いじめられている人の気持ちがわからないの！？最低だよ、本当にひどい」


愛奈「私は何もAちゃんにしてない！なのに、あなた達はいちゃもんつけていじめてくる。意味がわからないよ。西畑くん、Aちゃんと仲良しなんだったら止めてよ！」


俺は吐き気を覚えた。


まさか、本気で覚えていないなんて。


みっちーのペンダントを首にぶらさげていたから、それに関しても問いただしてみればまた自分の都合がいいようにしていた。

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