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大吾side
大吾「…余計なことしてくれたな」
流星「…はい…すみません…」
丈一郎「まぁまぁ、そんぐらいにしたってや」
俺は腕を組み、流星をじっと見つめている。流星は首をすくめて、へこんでいる。
それを見た丈くんは俺をたしなめている。
大吾「まだ接触は早い言うたやろ。言ったやん。あと二週間は待てって」
流星「ごめんて…だって思いのほか早くあいつらが『謙杜』にたどり着いたんやもん…!!めっちゃ慌てたんやで!?」
大吾「それは、俺のミスや。謝るけど、Aに接触は…」
丈一郎「早すぎる、やろ。ええから落着けや大吾。だってまだ人前で接触したわけやないんやし」
俺はまた考え込む。
…そう、全ては計画だ。
愛奈に流星を近づけ、流星はAから愛奈を遠ざける。そうすることで、バレかけたことを隠すためだった。
つまりは、Aの過去。
恭平「…なんや、ここにおったん?」
流星「あ、恭平」
恭平「何?また演技続行?」
丈一郎「いや、一旦終了」
恭平「おけ」
なんとか、俺たちは仲が悪くなった…というか、俺らが流星を嫌う演技をして、奴らに流星に向けて同情するように仕向けた。
結果は大成功。
愛奈はどうか知らんけど、スノストは完全に騙せることができた。
Aも勘付いたらしく、流星と愛奈の様子を見に行ったときに、電話がかかってきた。
その後、スノスト二名と遭遇したから、会話を聞かれたんやないかとヒヤヒヤしたけど、聞かれてへんかったみたいやった。
このまま、奴らを騙しきることが出来たら…
恭平「…そんな簡単に神峰が騙されてくれたらええけどな」
恭平がボヤく。
それでも…騙さんといかん。傷つけへんといかん。だって…だってあいつは…
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すのうHIINA - るなさん» いえいえ!私も楽しいので!とてつもない修羅場になるでしょう!笑 (2022年7月3日 13時) (レス) id: 268efae554 (このIDを非表示/違反報告)
るな(プロフ) - いつも返信ありがとうございます。ほんとそうですよね、彼氏とお兄さん、どうなるでしょうか笑笑 (2022年7月3日 12時) (レス) id: c691eeba4c (このIDを非表示/違反報告)
すのうHIINA - 珈琲さん» いえいえ!楽しいので!!珈琲様も朝からコメントありがとうございます! (2022年7月3日 10時) (レス) id: 268efae554 (このIDを非表示/違反報告)
珈琲(プロフ) - 朝からの更新ありがとうございます!続き楽しみに待っています! (2022年7月3日 10時) (レス) @page31 id: 912b99deec (このIDを非表示/違反報告)
すのうHIINA - るなさん» 玉森先生に気付いてほしいですよね!…ちょっと思ったんですが夢主ちゃんの彼氏が高地くんと知ったら玉森先生はどんな反応をするんでしょうね… (2022年7月3日 10時) (レス) id: 268efae554 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:すのうHIINA | 作成日時:2022年6月16日 18時