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06. ページ7

Aside


ぼんやりと外の部活動をしている人達を眺めていた。


最近橙の好きな人について色んな話が会話に上がる。



「チーノくんの好きな人は私よ!!!!」


なんて、言っている人もいれば、


「え、誰なんだろぉ、告白してみようかなぁ」


なんて、宣言する人もいる。



正直橙の好きな人は私も知らない。
だって喋らないから。



その代わり、大先生とよく喋るようになった。
色んなことを話してくれるし、聞いてくれる。

でも、橙の居ない昼ごはんは少し味気なかった。



我慢しなきゃいけないことなんだけど、やっぱり辛い。
いつも隣にいたから。



そんなことを考えていたら、私の名前を呼ぶ声が聞こえる。

よく聞く声だ。


振り返ると、橙だった。



ci「A…久しぶりやね」


何となく気まずい空気が流れる。




ci「………あの、さ、今日一緒に帰らん??話したいことあんねん。」





『………ん、いいよ』




勢いでOKしてしまった。なんでだろう、ちゃんと距離を置くって決めたはずなのに。


断る理由が見つからなかったからだろうか。


それとも
橙とずっと喋れてなくて寂しかったからだろうか。



.

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夜狐(プロフ) - 灰羽 修さん» ありがとうございます…!!!! (2021年6月20日 12時) (レス) id: 7224d628ac (このIDを非表示/違反報告)
灰羽 修(プロフ) - テスト頑張って下さいね!次回作も楽しみにしてます!!! (2021年6月14日 20時) (レス) id: 9b5d518778 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夜狐 | 作成日時:2021年5月15日 8時

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