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Aside
ぼんやりと外の部活動をしている人達を眺めていた。
最近橙の好きな人について色んな話が会話に上がる。
「チーノくんの好きな人は私よ!!!!」
なんて、言っている人もいれば、
「え、誰なんだろぉ、告白してみようかなぁ」
なんて、宣言する人もいる。
正直橙の好きな人は私も知らない。
だって喋らないから。
その代わり、大先生とよく喋るようになった。
色んなことを話してくれるし、聞いてくれる。
でも、橙の居ない昼ごはんは少し味気なかった。
我慢しなきゃいけないことなんだけど、やっぱり辛い。
いつも隣にいたから。
そんなことを考えていたら、私の名前を呼ぶ声が聞こえる。
よく聞く声だ。
振り返ると、橙だった。
ci「A…久しぶりやね」
何となく気まずい空気が流れる。
ci「………あの、さ、今日一緒に帰らん??話したいことあんねん。」
『………ん、いいよ』
勢いでOKしてしまった。なんでだろう、ちゃんと距離を置くって決めたはずなのに。
断る理由が見つからなかったからだろうか。
それとも
橙とずっと喋れてなくて寂しかったからだろうか。
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夜狐(プロフ) - 灰羽 修さん» ありがとうございます…!!!! (2021年6月20日 12時) (レス) id: 7224d628ac (このIDを非表示/違反報告)
灰羽 修(プロフ) - テスト頑張って下さいね!次回作も楽しみにしてます!!! (2021年6月14日 20時) (レス) id: 9b5d518778 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夜狐 | 作成日時:2021年5月15日 8時