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帰り道、真奈美と帰って途中にある思いでの丘公園で夕日を見る




これが私と真奈美の帰りのルーティーンだ





いつもは真奈美とつきることなく話しているが、今日は違った





今日、真奈美は生徒会の集まりがあって一緒に帰れないと言われた




「律！ごめん本当にごめん！」




手を合わせながら謝る真奈美





その後ろで生徒会のメンバーらしき人達が、眉をひそめながら待っていた





「うん、仕方ないよ。頑張ってね」




私がそういうと、真奈美は小走りで生徒会のメンバーのところに行った




真奈美が行くと、すぐさま隣にいって腕をくんだ女の子がいた





少し複雑な気持ちになったが真奈美の友達なら大丈夫。





そう思っていると腕をくんだ女の子がこちらを見てきた






その表情はまるで‥‥‥‥‥







いや、考えるのはやめよう









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下駄箱は混んでいるかと思ったが思いのほかに空いていた。




いつもは、真奈美と他の人達に押し潰されるように出るが




今は、誰にも押し潰されることなくスムーズに進む




いつもは学生で賑やかな商店街も今は買い物客しかいない



おばさんたちの話し声が妙に響く





「またあの交差点で事故がおきたらしいわね」





「本当にねぇ。もうこれで１０件よ！」






「いつになったらなくなるのかしら」






「信号が見えにくいし車の信号無視も多いし、早く失くならないかねぇ」





「でも、お散歩の会の人達があそこをよく通ってるのを見たことがあるわ！」




「ぇぇぇ本当なの？」









お散歩の会・・・・あれ？




たしか、お祖父ちゃんがお散歩の会に入ってなかったっけ





もしかしてこれがお祖父ちゃんの死因に関係がある？






気がつけば足が勝手に動いていた





もっと




もっともっと





もっともっともっと





早く動け！！！！！！！！！！







早く帰って、知らせないと









ﾊｧﾊｧﾊｧﾊｧﾊｧﾊｧ







普段運動をしていないからか肺が痛い


息があがって酸素が吸えない


足が上がらない



頭がクラクラする






苦しい苦しいよ






私の体は限界だったが




"助けたい"




その思いだけで走っていた






見慣れた屋根がみえてきた






早く家に帰らないと

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