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「今日だね！」
「僕よりお兄ちゃんのほうがテンション高いの凄いね。」
今日は待ちに待った体育祭の日です。
楽しみだけど一つ緊張が…
「メンバー皆来るの？」
「？そうだよ。」
見に来られるってすっごい緊張する…
「お弁当頑張って作るからね。」
「うん。期待してるね。」
仕返し…とはならないかもだけどお兄ちゃんにも期待されてる側の気分を味合わせてやろう。
「じゃあ、行ってらっしゃい。」
「行ってきます。」
「おはよう。」
「青海君！早いね。」
「私たちしか来てないよ。」
教室には僕と学級委員の二人だけ。
…二人で来たんだね。
「緊張するね…」
「うん、心臓バクバクしてる…」
「大丈夫。青組は勝てるよ。」
僕ら1年2組は青組。
1組は赤、3組は緑、4組は黄。
ちなみに順番はこんな感じ。
�ゞ牝�れ
�⊆擇蠖誘チ�
�Ｂ緝愁螢譟�
「全員揃ったな？はちまき巻けたか？」
「待って！青海くんなんでも似合う！」
「リボンにする？」
「…なんで青海君はお人形みたいになってるの？」
ヘアアレンジの練習させて！、と女の子達から頼まれました。
全然良いよ、って返事したけどそろそろ整列して運動場行かないと遅刻…
「よし、完成！」
手鏡でどんなふうに結んでもらったのか見た。
カチューシャ風に結ばれていた。
「ありがとう。」
「青海くん髪の毛綺麗だよね。」
「うん、サラッサラ。」
髪の話題に行きそうだけどもう移動しないとだから半強制的に会話を終わらせて運動場へ向かう。
《第一種目、玉入れに出場する人は準備してください。》
「近藤君、鈴木さんの応援してあげたら〜？」
「え！？いや、恥ずかしい…」
「応援してやれよ〜」
応援を恥ずかしがる近藤くん。
初々しいな…
《それでは、用意スタート！》
《さあ玉を拾いカゴに狙いを定めて入れていく！新たな玉入れの王者たちはどこのクラスなのか！》
…なんか実況気合凄くない？
「実況エッグ。おもろ。」
「それな〜」
あははと笑いながら言っている皆。
実況してる報道委員凄いね。
羞恥心とかないのかな？
《おおっと4組は身長が高いからか玉が入る！玉入れ王者は4組で決まりか！？》
《いいや1組が巻き返してくる！おや、3組も中々だ！》
ここでホイッスルが鳴る。
応援の声も止む。
《それでは担任の先生方、籠をおろしてください。それではいーち！》
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作者ホームページ：無し 作成日時：2021年10月31日 16時
