40話 ページ41
Aside
ころん「…明日どうする?」
6人での帰り道。
4人と分かれる前に、ころちゃんがそう言った。
A「…行きたくない。」
わかってる。ただ逃げてるだけの最低な人間ってことくらい自分でわかってる。
それでも、あの話を聞いたさとみくんにかける言葉が見つからない。
ななもり「俺は行くよ。」
ジェル「俺も行くで。」
るぅと「僕も…行きます。」
莉犬「俺も…!」
こうやってさとみくんと向かい合おうとしてる4人を前にしても、私は自分の本音に負けてしまった。
ころん「…A、明日は少し僕とどっか行こっか。話したいこともあるんだよね。」
ころちゃんは私に逃げ場を作ってくれたのか。
でも、行っていいの?
私だけ逃げてていいの?
ななもり「行ってきな?気分転換。」
A「いいの…かな。」
るぅと「当たり前じゃないですか!Aさんは無理し過ぎです。」
A「…ありがとうっ。」
次の日、私はころちゃんと学校近くのマックに来ていた。
ころん「この写真すごい最近なのに懐かしいw」
A「…ほんとだ。」
ころちゃんと、体育祭の写真を見てそう言った。
ハチマキをつけたジェルくんが、ころちゃんママのカメラに向かって変顔をしてるところをコロちゃんパパが撮ったやつ。
(ごめんなさい体育祭書こうと思ってたけど忘れてました←)
転校してから結構色んなことやってるんだな…なんて思ったりして。
ころん「ねぇ、A…。」
突然、ころちゃんの声が低くなった気がした。
ころん「僕と、別れてください。」
ころんside
家に帰ってすぐ、僕はなーくんに電話をかけた。
ころん「なーくん、僕、明日Aと別れる。」
ななもり『…ころんはそれでいいの?』
ころん「うん。なーくんに言われた日からいっぱい一緒に出かけたし、いっぱい好きって伝えた。それでもAは、いつもさとみくんのことを考えていたような気がするから。もう僕、後悔してないよ。」
ななもり『…かっこいいじゃん。ころんらしいとおもうよ。』
最初から付き合ってなければ…なんて考えはなくなった。
Aと付き合った時間はすごく楽しかった。
でも、別れるって決断したことに後悔なんて1つもない。
好きって伝えた。Aの笑顔、たくさん見た。
悔しいけど、さとみくんの勝ち。
後悔とは違う、悔しいっていう感情。
初めて感じる感情だった。
360人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「すとぷり」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ずあ - 今頃コメントすみません!号泣しました…!映画一本作れますよ。これ。応援してます! (2019年8月5日 2時) (レス) id: 4e94af6b8d (このIDを非表示/違反報告)
Mikazu - すごい (2019年6月25日 20時) (レス) id: babb1e82b9 (このIDを非表示/違反報告)
みさき - 最高でした!! (2019年5月14日 18時) (レス) id: ffb88be4b8 (このIDを非表示/違反報告)
からぴり - ころんくんがいい子すぎてほんとに泣けます(T_T)すとぷりメンバーも素敵、本当に泣けます(T_T) (2019年5月2日 17時) (レス) id: 246b598037 (このIDを非表示/違反報告)
涼音(プロフ) - いくみさん» 書いてくれるんですか?!みたいです! (2019年4月26日 23時) (レス) id: 8e8fc6a313 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:いくみ | 作者ホームページ:飲んでなくない?🍺∩(´^ヮ^`)∩🍺 うぉううぉう!...
作成日時:2018年11月20日 23時