4話 ページ5
Aside
ピンポーン
震える指で、インターホンを押す。
ワンちゃん朝より緊張してる。
「………」
出ないし。いないの？
資料は直接渡せって念を押されたから、とりあえず家に持って帰った。
A「ただいま。」
親に適当に言って、着替えるために部屋に向かう。
着替えが終わってカーテンを開けると、向かいの家の電気がついていることに気がついた。
A「…ん？」
微妙にだけど、イヤホンを付けた男子が見える。
イヤホンを外した男の子が、ふとこっちを向いた。
目が合って無言の30秒間のあと、相手が自分の部屋の窓を開けたから、私も窓を開けた。
「…なんですか。」
A「君の隣の席なんだけど、先生に頼まれた資料持ってきたの。インターホン押してもでなかったから諦めたけど。」
「え、きづかなかった。やべ。ちょっと待ってね。…1階行くのめんどいから、ここから入ってくんね？」
なんだよその理由…。
てか、とりにくるんじゃなくて私に持ってこいと。
A「…はいはい。」
資料を片手に、スマホをぽっけにつっこんで、こっちのベランダから向こうのベランダまで飛び入る。
「おー。」パチパチ
窓から部屋に入ると、本棚に大量のゲームカセット。
ほんとにゲームにハマって不登校になったのかよこいつ。
「なに、そんなに俺の部屋面白い？」
A「別に。ただジェルくんとか莉犬くんがゲームにハマってっ…ていってたから、すごいなと思っただけ。」
「…ジェルくんたちと仲いいの？」
A「ころちゃんのちかくの席なんで。」
「へー。…ねぇ、名前。」
A「如月A！…君は？」
さとみ「桃江さとみ。…あ、ゲームやってく？」
A「え？そんな暇なの？」
さとみ「まぁ不登校だし、別に。…てかなんだっけ、その資料。」
さとみくんは、私が持ってきた資料を見て言った。
さとみ「親いないから渡されても困る、って言っといて。」
A「え…。さとみくん、1人暮らしなの？」
さとみ「うん。ずっとここでゲームしてる。」
A「そ、なんだ…。」
さとみ「で？Aもゲームやってくでしょ？」
A「…あ、うん。」
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ずあ - 今頃コメントすみません！号泣しました…！映画一本作れますよ。これ。応援してます！ (2019年8月5日 2時) (
レス) id: 4e94af6b8d (このIDを非表示/違反報告)
Mikazu - すごい (2019年6月25日 20時) (レス) id: babb1e82b9 (このIDを非表示/違反報告)
みさき - 最高でした！！ (2019年5月14日 18時) (レス) id: ffb88be4b8 (このIDを非表示/違反報告)
からぴり - ころんくんがいい子すぎてほんとに泣けます(T_T)すとぷりメンバーも素敵、本当に泣けます(T_T) (2019年5月2日 17時) (レス) id: 246b598037 (このIDを非表示/違反報告)
涼音(プロフ) - いくみさん» 書いてくれるんですか？！みたいです！ (2019年4月26日 23時) (レス) id: 8e8fc6a313 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いくみ | 作者ホームページ：飲んでなくない？🍺∩(´^ヮ^｀)∩🍺 うぉううぉう！...
作成日時：2018年11月20日 23時
