金タクルさんに慣れてきました ページ4
〜湖景村〜
視界が開けるとそこは小屋付近。
「小屋だね、」
「えぇ。向かいます。」
最低限の言葉を交わし浜辺に向かうリッパー。耳鳴りがして、足跡が見えて、初手サバイバーを確認する。
「スプリングですか…んん…」
「うわっリッパーかよ面倒くさい！」
ばびゅーんと勢いよく跳ねる彼に霧を当てる。
「いいですよAさん！」
リッパーの体を若干板に寄せ浜辺に誘導し爪攻撃を見舞いたまった霧をぶち当てる。
耳鳴りは失せ納得の行かない顔をしたスプリングを吊り上げた。
「ふん、なかなかいいじゃないですか。」
「そお？そう…？？へへ」
和やかな時間も耳鳴りがすると同時に終わりを告げる。あれは…医師だ。慎重に霧を…くそ、当たらないっ！
ロケットのゲージが半分を超えないうちに救助される傭兵。あぁもうまた！！稼がれてしまうっ、ちょっとした絶望に包まれかけた時横から機嫌の良さそうな声色の彼が出てきた。
「ボロ無し医師ありがとうございますー！！！」
勢いをつけて本体で攻撃を決める金タクル。目が合うと「どうです」とでも言うように仮面の下の口が弧を描く。
そういうのは試合が終わってからにしてってば。
傭兵を椅子に縛り飛ぶのを待つ。
9割になった時、目の前を煌びやかな占い師が通っていった。
「あーーーっ確定救助！！！！」
危機一髪持ちだったようで2人ダウンは難しそうだと次飛びの傭兵を追い、確実に飛ばす。
バツンっ…ｳｩｩｰｰｰﾝ…！！！
通電のサイレンに眉を顰める金タクルと私。若干トラウマになりつつあるこの音と共に少しだけ表示されるサバイバーのシルエットを確認して手近な子を追うことにした。
あっ……踊り子だ…………。
板の向こうで待つ彼女に1発でも食らわせれば勝てるというのに…！
「踊り子だけは仕留めます！！けど！！！なんで興奮持ってきてんですかあなた！！」
だって青オルゴールからの板は嫌なんだもん！！！
なんやかんやで引き止めるをゴリ押ししハッチから遠ざける形で切りつけ、椅子に縛り付けた。
結果は引き分け。
ほっと胸を撫で下ろす私の前に豪奢な衣装の彼が向き直った。
「よく負けませんでしたね」
煽ってんのかと思い顔を上げたら薔薇の香りと薄い泥の匂いに包まれる。
んんん…好きだ…。
私はまた顔でハンターを選んだ。
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灰色のもふもふ(プロフ) - 匿名さん» コメントありがとうございます。いい試合が出来次第あげてこうと思っております！楽しみにしててください(*´ｰ`) (2020年5月18日 0時) (
レス) id: 268e903cb0 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - 更新を楽しみにしながら毎日読み返してます...好きです...気が向いたら無常との絡みもぜひお願いします... (2020年5月12日 17時) (レス) id: 776fdad7d6 (このIDを非表示/違反報告)
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