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『じゃあさ、ほっぺは?』
これが最善の方法だった。
大好き同士はほっぺでもちゅーするんだよ、と付け加えた。
ころんくんは「うーん」と不満足そうだが、私は自分のほっぺをつんつんとつついた。
『ここじゃだめ?』
「…じゃあほっぺにする!」
私はぺたんと座り込んで、『はい、どーぞ』ところんくんを待った。
ころんくんは私のほうをじーっと見つめる。
「恥ずかしいから、先生目つぶって?」
そう言われたので私はゆっくりと目を瞑る。
ころんくんがぎゅっと私の袖を握ってだんだんと私に近づいてくる気配がした。
ずっと待ってもしてこないので、目を開けようとしたとき、唇に柔らかい感触がした。
それは誰のでもなくころんくんの。
ふにっと効果音がつきそうなくらい柔らかい唇が私の唇に触れたのでしばらくはぼーっとしていた。
ころんくんの息が唇にかかった時、私は初めてころんくんとキスをしていたことに気がついた。
「先生、我慢できなくてしちゃった」
『…。…!』
私は我に返って勢いよく立ち上がった。
『く、口にはしちゃダメなの…!早く外に行こ!』
恥ずかしくてころんくんに背を向けた。
その時、空気が一瞬ピリッとした気がした。
「え…!?」
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りむ - あいうえお←は? (2020年11月1日 0時) (レス) id: 0e29be4cf7 (このIDを非表示/違反報告)
りいぬ君おしのゆりあ - ホントにかわいい (2020年8月4日 21時) (レス) id: 4e5c5fe521 (このIDを非表示/違反報告)
Riku-(莉空)(プロフ) - す か い .さん» 良かったです!お役にたてて光栄です(*^^*)←使い方間違ってるかも笑 (2019年10月31日 21時) (レス) id: 540bf721b3 (このIDを非表示/違反報告)
す か い .(プロフ) - Riku-(莉空)さん» 直りました〜!!本当にありがとうございます(;;) (2019年10月31日 21時) (レス) id: 27ba130d2f (このIDを非表示/違反報告)
す か い .(プロフ) - Riku-(莉空)さん» 試してみます!既に削除している作品なのに消し忘れていました助かります(T_T) (2019年10月31日 20時) (レス) id: 27ba130d2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:*しち* | 作成日時:2018年8月17日 14時