【幼児化】すとぷり保育園！

＃３６ ページ36

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このあおいろの地球に

いちごの国ができました。


いちごの国には6人のおうじさまがいました。


赤色の瞳をしたおうじさま。

橙色の瞳をしたおうじさま。

青色の瞳をしたおうじさま。

桃色の瞳をしたおうじさま。

黄色の瞳をしたおうじさま。

紫色の瞳をしたおうじさま。


6人のおうじさまは"人をえがおにするまほう"が使えます。

いちごの国にすんでいる人達はみんな毎日えがおでした。



『そんなある日…』


突然、さとみくんのお腹の虫が鳴った。


「あはは！！さとみくんのお腹なった！」

と、りいぬくんが笑いだして皆も笑いだした。


『そろそろご飯の時間だ！またあとで読むね』

私は絵本を閉じて本棚に戻した。


皆は椅子に座ってご飯を食べる準備万端整っている。

私はご飯を取りに行きながら、さっきの絵本について考えた。

6人のおうじさまはあの6人のことだ。

じゃあ、あれを読めば幼児化した原因がわかるのか？


すると、向かい側から園長先生が歩いてきた。

園長先生に聞くのが一番いい。

私は園長先生に絵本について話を聞くことにした。


「あぁ、あの本は彼らについての本だよ」

少しでも記憶か何かが戻ればいいと思ってね、とにっこりしながら言った。


ということは、あれを読んでも原因が分かったりする訳ではないのか。

「ただ、あの本いつからあるのか分からないんだ」

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