【幼児化】すとぷり保育園！

＃４８ ページ48

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ころんくんに褒められる事が多くなった。

「こら、僕も手伝うから。」

「重かったよね、よしよし」

「ほんとにありがと」


ちっちゃい時のころんくんはそれはそれは元気だったけど、他の子に比べると控えめな気がした。

誰かと喧嘩をしていても、私が行くとすぐに喧嘩をやめてごめんなさいとちゃんと謝る優しくていい子。

もちろん大人に戻ってもそれは変わらず、私の仕事を手伝ってくれて、他の5人の世話までしている。


『私のことは気にせず、遊んでていいんだよ』

と、いうと「僕もう子供じゃないんだって」なんて笑いながら言う。


私から見たら子供だよ。

とか言ったら拗ねるから言わないでおこう。


おやつの準備を一緒にしている時、ふとずっところんくんに聞きたかったことを思い出した。


『あの、子供になっちゃった時の話、詳しく聞きたいんだけど。』


子供の頃の記憶がハッキリと残っていると言っていた。

もしかしたら、大人に戻れるヒントがあるかもしれない。


ころんくんは「んー。」とお菓子を小さなカゴに入れる手を止めて考え始めた。


「目が覚めたら、ここにいたんだ。」


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