【幼児化】すとぷり保育園！

＃４３ ページ43

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『これからどうするか、なんだけど。』

みんなが寝静まるお昼。

私は呑気に折り紙を折っているころんくんにそう言うところんくんは「んー」と適当に返事した。

『ま、真面目に…！』

非協力的な彼に怒ろうとすると、ころんくんはずいっと私の顔の前に青色の折り紙を見せた。

それはハートの形をしている。

「どお？ちっちゃい時より綺麗に折れてるでしょ。」

心がぱあっと明るくなりそうなくらい大きな笑顔。

はい、ところんくんは私の手を広げてハートの折り紙を握らせた。

「僕が大人に戻ったから1歩前進！一旦落ち着こ。」

と、私の頭を優しく撫でた。

『…うん。』

なんだか気持ちが落ち着いた。

親元を離れてひとりで仕事して、ひとりで家のことをやって、心も体も疲れ切っていた。

ころんくんの笑顔で、すこしほぐされた気がする。


ちらっと彼の顔を伺ってみると、彼はあやしげに笑っていた。

「皆が大人に戻るためには先生が5人にキスしなきゃいけないんじゃない？」


『キス以外で大人に戻れる方法を探します！』


ころんくんとのキスは言わば事故。

私はキス以外で彼らを元に戻す方法を見つけてみせる。



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