【幼児化】すとぷり保育園！

＃１２ ページ12

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『ピアノですか？』


「うん。確かピアノ弾けるんだよね？」


そう言われ、はいと頷く。

実際ピアノは１０年くらいやっていた。

小さい頃から保育士になるのが夢だったから、
ピアノの練習や歌の練習などを沢山やっていたのだ。


「おやつの前に、歌の時間があるから
その時にかえるのうたを弾いてくれる？」


『はいっ わかりました！』



「先生、ピアノひいてくれるんですか？」


るぅとくんが、わたしのエプロンの裾をそっと掴んで言った。

わたしはしゃがんでるぅとくんに目線を合わせると『うん！』と返事する。



「たのしみです！」


なんて、笑顔になってくれた。



「るぅとくんっ」


後ろからりいぬくんがぎゅっと るぅとくんのスモックを掴んだ。


「い、一緒に積み木で遊ぼ」

「りいぬっ いいよ、遊ぼ。」


りいぬくんがちらっとこちらをみて、目が合ったのでニコッと笑いかけてみる。

しかし、ぷいっと顔を背けられてしまった。



ん〜。まだ仲良くできないかな。



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