白黒龍使いの反逆 (ページ6)

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3話　緑のⅤ龍は縛られるページ6

ユーゴside

…

「…」

今俺は目の前にいる奴を見て思う事がある。

ユゴ「誰だよ!」

「…誰だと思うか?」

ユゴ「…テト…か…?」

「違う…」

2人もいるのか…

この感じ…囚われている、か。

また、あの時と同じか。

「…俺の名前はな、×って言うんだ。」

「私は…×って言うの…」

ユゴ「これはなんだよ!」

「多分テトのせいじゃねぇか?」

今、自分はあの時と同じように。

縛られていた。

ユゴ「…じゃああの時俺達を縛ったのはテト…!!アイツあの時から…!」

「話が読めないんだが、説明するか?何故こうなったかをな。」

待てよ…?こいつらの名前…知ってるような…

ユゴ「もしかしてユニの知り合いか!?」

「ユニ…?もしかして…リルのこと…?」

リル…?

ユゴ?「リルなんていない。リルなんて…消えればいいのに…もう消えてるけどね。」

ぐぁ!?誰…だ!?

「…!?お前…大丈夫か!?」

ユゴ「誰だ…俺の意識を乗っ取ろうとした奴…」

～その時、時は止まる。～

何だこれは…!?

『はじめまして。ユーゴ…。私の大好きな兄の1人。』

ユゴ「…この声…ユニ!?」

『…残念だけど私はユニではない。ああ、今貴方の意識を乗っ取ったの私よ』

ユゴ「テメェは誰だ!?」

『…××××。××って呼んでほしいな。』

ユゴ「…ユニだろ、お前は!」

『…違う!私は…ユニの次だ…』

次…?

『もう私は行く。』

気配はなくなった。

時も戻った…