エピローグ ページ38
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「お姉様にビオン、久しぶりだね!」
14になったヘレンが久しぶりに望舒旅館に帰ってきた。10分ほど前にフォンテーヌから帰ってきたビオンと、スメールの学院の長期休みから帰ってきたヘレン。
二人とも美少女と美少年になって帰ってきた事に感動する私を他所に、また二人がそんな私を見て呆れていた。
「姉さん、また泣いてる。」
「お姉様涙脆すぎ!今度来た時はもっと凄くなりそう。」
「酷いよ二人とも!」
「姉さんも顔はいいんだから、その泣きっ面をいちいち見せないでくれよ。少しはアステリアさんや、魈さんを見習った方がいい。」
「そうよ!…というより聞いて聞いて!私たっくさん聞いて欲しいことがあるんだ!」
二人は私を適当にあしらって、スメールやフォンテーヌで起きた様々なことを話してくれた。弟や妹が私をこうやって思ってくれるのも、きっと甘雨様や刻晴様のおかげである。
10年で色々な事が起きて、私を成長させてくれたこの璃月という国。私とこれまで支えてくれた友人達に、私の恩人である甘雨様や刻晴様…魈に感謝をしている。
「…それで、魈さんはいつ帰ってくるの?」
「もうすぐ帰ってくると思うよ、今日は杏仁豆腐を作るんだから!」
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天野アリサ(プロフ) - るさん» コメントありがとうございます…!前作から見てくださったのですね…!本当に感謝です…!今作も読んで楽しんで頂けたら幸いです! (2022年11月17日 17時) (レス) @page12 id: 08985c907f (このIDを非表示/違反報告)
る - 前作から見ていました!今作も面白いものをありがとうございます! (2022年11月16日 19時) (レス) @page7 id: 1c00c5b49c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いるか | 作者ホームページ:
作成日時:2022年11月14日 12時