華は眠り、夢を見る (ページ3)

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夢ふたつページ3

放課後になり、私は早速円堂君のいるクラスに向かった。
教室のドアをそっと開けて中を見ると、円堂君がいた。

リリス：円堂君、来たわよ。

私の声に、円堂君とその周りにいた男の子達が振り返った。
皆心なしか顔が赤い、熱があるのか唐辛子の食べ過ぎか…

円堂：あ、リリス！来てくれたんだな！

リリス：約束だしね、ところでその人たちは円堂君のお友達？

円堂：紹介するぜ！こいつは豪炎寺！んでこっちが風丸だ！

リリス：初めまして、私はリリス。円堂君とは今日知り合ったばかりなの。
貴方たちもサッカーするの？

豪炎寺君は一瞬戸惑った表情を浮かべたが、直ぐに頷いた。
それを見た円堂君は驚きの声を上げて、豪炎寺君に何度も聞き返していた。

円堂：豪炎寺、本当にサッカー一緒にしてくれるのか？！( ﾟДﾟ)

豪炎寺：…気が変わったんだ////

リリス：へぇ…風丸ちゃんは？(彼女は風丸を女の子だと思っています。)

風丸：(ちゃん…？まさか、いやないだろ)
え…いや俺は陸上部なんだ////

リリス：そう…じゃあ一緒にサッカー出来ないんだ(ｼｭﾝ)

風丸：っ…！////
い、一回だけならしてもいいぞ！

円堂：本当か！

リリス：ふふふ、良かったわね円堂君。良い仲間がいて羨ましいわ。

円堂：何言ってるんだ、リリスだって俺達の仲間だ！
これからもよろしくな！

リリス：…えぇ(*´ω｀)

3人：！！////

その後、円堂君達と部室に向かった。部室は思っていたよりも汚れていたが、あまり気にならなかった。
体操着に着替えるため、3人に一度外に出てもらい、着替え終わってからグラウンドに向かった。
グラウンドには見たことがない男の子たちと女の子がいた。
どうやら男の子たちの方は、円堂君の声掛けで集まった仲間で、女の子は木野秋ちゃんというサッカー部のマネージャーらしい。
私と秋ちゃんはすっかり意気投合し、部活が終わったら一緒に帰るという約束までした。

秋：リリスちゃんもサッカーするんだってね！円堂君が言ってた。

リリス：ええ、でも余り人前ではしないの。女の癖にって言われるの嫌だから。

秋：そうだったんだ…確かにサッカーって男の子が多いもんね。
でも私はいいと思う、凄くカッコいいって思うなぁ。

リリス：秋ちゃんは優しいのね、そう言ってもらえると嬉しいわ。
私秋ちゃんと友達になれてよかった(笑顔)

秋：私もだよ！リリスちゃんと友達になれてうれしい！

男全員：(俺ら空気…)