【コラボ】学園という名の…【歌い手】 (ページ10)

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私が…～女主視点～ページ10

「歌詞太郎…その子は誰？いかにも空とわけありって感じだけど」
「まぁ…ね」
「そんなに生易しい関係じゃないんでしょ？」

この人…天月さん…かな？
前に資料で見た気がする

「そらるさんは知ってるの？」
金髪の人…９６猫さんがそらるさんに聞く

「知ってるよ？資料で見たし…」
「あ、そうか！」
「アホだ…」
「店長？今なんて？」
「わわわ96ちゃんごめん！」

仲がいい
楽しいところなんだなここは
そんなところに私なんかがいるからこんな雰囲気になってる

「歌詞太郎の方が詳しそうだよね。さっき探してた子ってその子なんでしょ？」
「そうだよ」
「空…それにナノの反応からしていい関係じゃないんだよね」
「うん」
天月さんよく見てる…じゃなくて
待て待て待て
どうしてなにも関係のない歌詞さんが責められているの？
また…私のせい

「…ちゃんと説明しｔ『私が悪いんです！』！！」

いきなりしゃべったから、皆の視線が一気に私に向く
やっぱり居心地が悪い
でもやっぱり歌詞さんだけが責められるのは違う

『か、歌詞さんは関係ありませんから！歌詞さんを責めないでください！！』
あぁぁ視線が痛い
目の前が歪んでもう泣きそうだ

「柚子…」
歌詞さん…なんでそんなに心配してくれるんですか
私といたら歌詞さんまで悪い人になっちゃう…

『っ歌詞さんも！もう…もう私にかかわらないでください！』
そう言ったら、歌詞さんは目を見開いてなにか言おうとしていたけど…
『し、失礼しました！』

少しでも早くここから離れたくて部屋を出た
とにかく、とにかく何処かへ
途中誰かとぶつかったがそんなこと気にしていられなかった