【コラボ】学園という名の…【歌い手】 (ページ46)

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悔しさ～男主視点～ページ46

『お前なんか言ったな』
柚子が屋上を去っていったため問い詰める

96店長は柚子と一緒に降りていった

「別に、あんたには関係ないじゃない」
さっきとは表情が変わった
こいつ…

『俺には何をしてもいいが柚子や生徒会にはするなよ』
そう言って扉の方へ歩き出す
と瞬間に背中に激痛が走った

『っ……』
あまりに強かったのでその場に倒れ込んだ
そして腹を蹴られる

「嫌よ、私にとっては柚子も邪魔なんだから
ま、あんたかあいつどっちかが死ねばいいんだけど」
死ぬ？
ああ、そういうことか…

「生徒会には手を出すな？何のためにこの学校に入学したと思ってんの」
髪の毛を引っ張られ殴られる
痛みより悔しさの方が大きかった

「これからお前は嫌われるんだよ」
は？
嫌われる？誰に？

そんなこと考える暇なんてなかった
シャキという音が聞こえたかと思うと俺の髪を再び掴み

「この髪…生徒会みんな好きなんだってね」
まさか…

「切ってあげる」
髪を切り始めた
少しして髪をはなされた
見た目は大して変わらないが生徒会…特にナノはすぐに気づく

満足したのか黒川は屋上から出て行った

―…「ナノー誰その子？」
「ナノの弟！」
「おおー可愛いね」
「綺麗な髪だね！」
「本当だ！」

―…
『くそっ…』
いつの間にか泣いていた
悔しさで気持ちはいっぱいだった

しばらく屋上で泣いていた
フードを被り生徒会室に向かう

大丈夫…
そう言い聞かせて屋上の鍵を閉めた

「空…？」
声をのする方をみると

『ひと里先輩…』
珍しい人物がいた