【コラボ】学園という名の…【歌い手】 (ページ44)

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96店長のミス～男主視点～ページ44

「空ー」
『うい？』
らむ先輩帰ってたのか
気づかなかったぞ
じゃなくて

「ちょっと屋上行ってきてくんない？」
屋上？

『なんでっすか？』
「いや、96店長が屋上へ行っちゃったみたいなんだよね」
あの二人…
いやでも

『ならそうさせとけばいいんじゃないですか？』
戻ってこなくても平気なんでは？

「それがね、そらるが呼んでこいって俺はまだ資料の仕事終わってないから」
なんで俺がと言おうとしたが周りを見れば納得した

「アンさん手伝ってよ！」
「はぁい？」

…ここで断ったらナノが行くよな
そしたら俺は

「アンダーバーはゲームオーバー！あ、なんか今のちょっと面白かった？」
「ちょ、ちょっとね…」

あれ(アンダーバー)の相手をしなければいけないのか

『わかりました』
鍵をベルトにつけ生徒会室をでる
あの二人…
しばらく歩き角を曲がると

「あれー？空じゃん」
「どしたの？」
次はどこへ行こうとしてたんだと聞く前に

『何してたんですかバカ二人』
泥だらけ色々汚れている

「ちょっとねー」
「んで空はどーしたの？」

話を替えられたが大体予想はつく

『あんたらを呼びに来たんです』
二人は心配してくれたの！なんてほざいている

『そういえば戸締り確認しましたか？』
瞬間二人が固まった
まさか…

『このバカは！』
もう二人は鍵を没収したほうがいい
生徒会しか持ってない鍵をな

そんなことを思いながら廊下を走り階段を上る
案の定屋上の扉は開いていた

そして誰かの話し声が聞こえる
96店長も聞こえたようだ

扉を開け声を出す

『おい！ここはもう閉める…か…ら』
なんで…

「あれ柚子ちゃんと…誰？」
黒川と柚子がいる

「黒川です」
そう言ったあいつの顔は見下すように俺を見て笑っていた