【コラボ】学園という名の…【歌い手】 (ページ38)

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どういうこと～男主視点～ページ38

「空くーん起きてー」
朝か…
なんか昨日はすごいことがありすぎで疲れた

「ほらー隣の部屋の人も起こすきまりでしょー」
隣の人も…
ん？

『隣！？』
そんなの聞いてない

「そうだよ知らなかったの？ちなみに僕はもうろんを起こしてきたからね」
隣ろん先輩と柚子なのか…

「早くしないと朝食に遅れるよ」
…現在6時50分
食堂が閉まるのは7時30分

『なんでもっと早く起こしてくれなかったんですか！』
急いでベッドから降り制服に着替える

コンコン
「はーい？」

「あ、T君？僕たちもう行くから鍵渡しとくよ」
はやっ！
なんて思ってる暇などない

「空坊早くしないと…ね？」
ろん先輩がニヤニヤしてるが無視

「空くーん寝癖直さないと」
そう言ってT先輩はくしを持ってくる

『あ…』
準備中柚子と目があった

『おはよう！』
でも軽く挨拶をして準備に戻った

・

・

・

「じゃ、食堂行ってらっしゃい」
「僕たちもう行ったから」
この2人は…
俺だけ食ってないのかよ

「「行ってらっしゃい～」」
あの二人め

猛ダッシュで食堂に行くとまだ食べている人がいた

もう20分だぞ
俺は不思議に思いながらも朝食を受け取り席に着いた

食べ始めようと箸をもった時

「篠川空君ね」

どこかで聞いたような声だった
そう昨日屋上へ呼び出した声

「まさか生きてたなんてね」
生きてた？
どういうことだ

『おい！』
後ろの席を見る

「あのテロの日に死んだと思ったのに」
本当にどういうことだ
なぜあのテロのことを知っている
誰にも話してないしこの傷だって誰にも見せてない
なのになぜ？

「詳しいことはこれからわかるわよそして私は今度こそ篠川君を殺す
もちろん柚子もね」

俺はともかく柚子まで？
どういうことだ

こいつ…
見たところ新入生だ

俺を殺して柚子を殺してどうするんだ？

気がつけばあいつは消えていた

時計を見れば30分を少し過ぎていた…