【コラボ】学園という名の…【歌い手】 (ページ32)

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屋上へ～男主視点～ページ32

「じゃあ、今日は帰っていいぞ」
そんな言葉も耳に入らなかった
柚子の表情が気になった

なにかあったのか？

「それと、空！」

『あ、はい！』
聞いてなかったなんて言ったら今度こそ逝く

「お前は明日から教室で授業を受けろ」
…ここで嫌だって言ったら…
先のことを考え素直にはいと言っといた

「もちろん柚子ちゃんも空君と同じクラスだよ」
しゃむくん…将来いいお嫁になるよ
さすが補助役だけある
あの96店長とは大違い

「授業を受けてる時間の空の仕事は天月…と！」
そう言って見た先は

「96猫と店長にやってもらうからな」

「「ええ！？」」

「天月は教えるだけでいい、資料の整理もあの二人にやらせろ」
「はーい」
どんまいである
俺は総務だからすごい仕事あると思う
まあT先輩いるしなんとかなるっしょ
天月君も優秀だから

「それと…」
そう言ってみんなの視線は柚子に集まる

「寮に入るのか、入らないのか」

「篠川空君…屋上へ来て」
は？
廊下から声がした
みんな気づいてないんだろうけど確かに声がした
屋上に？

『ちょっと屋上行ってきます』
周りの声も無視して屋上へ向かう
声からして女だった
まさか…

嫌な予感がする

屋上へ行っても人影はなかった
しばらく待っても人が来る気配はなかった

生徒会室に戻れば心配そうな柚子の顔が見えた