【コラボ】学園という名の…【歌い手】 (ページ17)

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深い関係～男主視点～ページ17

『ただいまー』
生徒会室に入ると暖かかった
暖房を入れているらしい

「「お帰りー！」」
相変わらず息ピッタですね96店長
なんていう気力も無くソファにダイブした

「それで…鍵は渡せたの？」
天月君がココアを持ってきながら聞いてくる
今その話したくないんだけどなぁ

『まあ、渡せたよ。ちょっと話せたし』
そう言えばどんな話？なんて聞いてくる
あーもうこういうの天月君だよな
嫌いじゃないけどさ

『別に…あ、そうだナノいる？』
記憶がないこと教えとかなきゃいつまでたっても誤解のままだ

「ナノさんなら図書室だと思うよ」
図書室…ってことは寝てるな
とりあえず図書室行こう
・
・
・

『ナノ！』
図書室の扉を開けるとナノがいた

「ん？空？どうしたの」
のんきにお菓子食いながら…

『あのね…柚子の事なんだけど』
柚子の名前を聞いた瞬間目つきが変わる

『少し記憶がないみたい』
そう言った瞬間本棚の本が崩れ落ちる
みると歌詞太郎さんがいた

「どのへんから」
うつむきながらナノは聞いてくる

『ナノが柚子を殺そうとしたとこから…だと思う』
それを言えばナノはお菓子を食べるのをやめた

「殺そうとした？どういうことだよ」
あれ？歌詞太郎さん知らないっけ

『ナノが首絞めて殺そうとしたんですよ』
それを聞くと目を見開いた
あれー言ってなかったけ
その時

「歌詞、携帯鳴ってる」
ナノの言葉で気がついた

開いてみると

［大丈夫ですよ！それと一つ聞きたいんですが、空さんとナノさんは兄弟なんですか？］
の文字

「兄弟だよな…？」
こちらを見て聞く

「そうですよ義理の兄弟です」
あ、これ禁句だっけ
ナノは普通にお菓子食い始めたけど歌詞太郎さんは驚いている

『とにかく早く返信してください』

[義理の兄弟だってそれと学校来れそうか？]
送信ボタンを押す

「そろそろ何か聞いてきそうだよな柚子のやつ」
まあ、俺が少し話したから余計にね
それよりあのテロのことを覚えているとすれば1年くらい前からしか覚えてないのか

じゃあナノがなんでこんなに怒ってるのか知らないのか
彼女は
昔の関係知らないんだもんな

俺と彼女は幼なじみだけどナノと彼女は…

ずっと前から知ってる幼なじみ
だからこそ俺よりナノの方が深い関係