阿部ちゃんの気持ち�� ページ22
side 佐久間
今日はね阿部ちゃんとの仕事だったの。
さぁ帰ろって思った時にマネージャーさんが阿部ちゃんに何か紙を渡してる。
さっきまでニコニコしてた阿部ちゃんの顔が一気に険しくなる。
「どうした？」そう聞くとラウが課題出してないって。って。
「まぁね。高校生なんてそんなもんだよね。学校もわざわざ丁寧だね(笑)」
そう言ったら
「笑い事じゃ無いし。しかもこんな課題あるなんて俺聞いてない。」
って思ったより怒ってる。
「でもさ、俺も高校の時の宿題なんて…」
「ラウは俺らの時とは立場が違うんだよ！」
珍しく俺が話してるのを遮ってまで阿部ちゃんが言う。
うん。まぁそうだよね。俺らはジュニアだった。
だから学校としてもちょっと忙しい部活所属生徒ぐらいの扱い。
でもラウはデビューしてファンじゃ無い世間の人も知ってる存在になってる。
「うん。だから忙しいからさ…」
そう言った俺に
「甘えが許されないんだよ。こういうこと１つでもラウが他に頑張ってること全部否定されてしまう原因になるんだよ！」
って。
あー俺なんも考えてなかったな。阿部ちゃんはそこまでラウの事考えてるんだ。
勉強関係も学校関係も正直俺らは厳しく出来ずに阿部ちゃんに任せちゃってるんだけど、そこまで考えてくれてるなら阿部ちゃんに任せて正解だね。
「それに今回は何個も嘘ついてるし。」
「うん。わかった。フォローした方が良ければ言って。」
そんな会話をして家に帰ったら今日は照とラウが仕事一緒だったらしく2人でなんか楽しそうに遊んでるわ。
阿部ちゃんはちょっと気合い入れるように息をフーって吐くと2人の方へ行った。
「あ、おかえり〜阿部ちゃんも一緒に遊ぼ。」
無邪気な末っ子さん。
「ラウ、ちょっと話あるからそっち座って。」
「えっ？」
「早く。そっち正座。」
照は何かを察して直ぐに俺の方へやってきた。
「なんかあった？」
コソッと聞いてくるから軽く説明すると嗚〜呼って。
阿部ちゃんが直ぐにマネージャーから預かったプリントをラウの前に出したらヤバイって顔した後俯いたラウ。
ちょうどふっかも帰ってきて3人でちょっと遠くから見守ることに。
結局阿部ちゃん怒って部屋戻っちゃったし、ラウは泣いてるし。
ふっかがとりあえず声を掛けてやる。
ラウも嘘ついたからってわかってるみたいだし、気持ち落ち着いたら阿部ちゃんのところ連れて行けそうかな。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 151人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
sutekinasekai(プロフ) - ぱんさん» リクエストお待たせしました。またよかったらお待ちしています。 (2022年10月20日 14時) (
レス) id: 37f6062b98 (このIDを非表示/違反報告)
ぱん - ジャにの絡みのお話ありがとうございました！またリクエストさせてもらうかもしれません。その時はよろしくお願いいたします！ (2022年10月18日 8時) (レス) id: c30c3bc91a (このIDを非表示/違反報告)
sutekinasekai(プロフ) - mさん» ブログの方も読んでくださってありがとうございます。ゆっくりですがあちらも更新しますね。 (2022年10月16日 23時) (レス) id: 37f6062b98 (このIDを非表示/違反報告)
sutekinasekai(プロフ) - りなさん» いつもコメントありがとうございます。凄く励みになってます。これからもよろしくお願いします。 (2022年10月16日 23時) (レス) @page41 id: 37f6062b98 (このIDを非表示/違反報告)
m - Jフレ世代でブログのファンですー！もう終わってしまったと思っていたブログの更新嬉しかったです♡今後も更新期待してます (2022年10月16日 1時) (レス) id: 0c8f8ae8eb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：sutekinasekai | 作成日時：2022年8月11日 15時
