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毎朝恒例のAちゃんと須貝さんの会話が聞こえてくる。
俺だって触れたくなくて触れていなわけじゃない。
ただ、Aちゃんの笑い声や、毎日欠かさず作ってくれるご飯、
笑顔を見ているだけで充分なだけ。
それ以上はもう望まない。ただいてくれるだけで幸せ。
何より第一に、Aちゃん自体、俺に触れようとしないし、むしろ若干避けられたこともあるくらいだ。
だからお互いにとって、これが1番いい状態なんだと思う。
「よーふくら。今日も一段と眉間にしわ寄ってんなあ」
「なんだ…河村か…」
「やめて?俺の顔見てそんながっかりしないで??ふくちゃんが良かった?」
みんなAちゃんのことをふくちゃんと呼んでいる。
…なんだか気に食わない。
「…嫉妬心もしっかりあんのにな」
顔をあげると河村がややゲスっぽい顔で笑っている。
凄くウザい顔だ。いや、いってることがウザいからか。
「なんだよ…悪いかよ」
「いや?お前ら付き合う前からそんな感じだったなって思ってさ」
「いいんだ、俺はAちゃんを見ているだけで幸せだからさ」
半ば自分に言い聞かせるように唱えた。
そう、これでいいんだ。
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ピーチフラペチーノ(プロフ) - 林檎さん» わ~!ありがとうございます(๑>◡<๑)どうぞディスタンスカップルを引き続きお楽しみください♪そう言ってもらえると更新の糧になりますᕦ(ò_óˇ)ᕤ (2022年12月23日 0時) (レス) id: cb74bd79ea (このIDを非表示/違反報告)
林檎 - 好きすぎますッッッ‥!!!ふくちゃんもfkrさんも頑張って、! (2022年12月22日 22時) (レス) @page16 id: 4ad8b0fd3a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ピーチフラペチーノ | 作成日時:2022年12月11日 16時