【QK】160cmのパーカーと179cmの身長。［第1章］

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体育館と校舎をつなぐ渡り廊下を走っていると窓からグラウンドが見える。
雪が積もっていて、走れる状況じゃない。

外の部活って大変だよね。冬は屋内になっちゃうんだから。



「あれ？陸上部の生徒だっけ？」


どうだっていいことを考えていると後ろから声がした。振り返るとメガネをかけたジャージ姿のさわやかな先生に声をかけられた。
バインダーを持っていて、おそらく今から体育館に行くのかな。
だとしたら陸上部の先生だけど。


「あの、えと、陸上部に…興味が…あっ…て」


それを聞いた先生はすごく嬉しいというような微笑ましいような笑顔に切り替わった。
「なんだそういうことならいってよ〜」っと陸上に興味を持ってくれたのが嬉しかったのかせっせと体育館に招待された。



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体育館に入ると、様々なトレーニングをしている生徒でひしめき合っていた。

あいはその光景に衝撃を受けた。

体育館をひたすら走っていたり、フラフープや専用器具で筋トレをしたり、フォームを確認したりなど。

各自自分の能力を磨いているけど、全員同じ方向を向いて切磋琢磨していた。
とにかく最先端というか進んでいるというか、体育の授業のようにふざけている人がいなかった。

そのあとさっき教室でチラシを渡してくれた女子に陸上部を紹介してくれた。

その子は短距離走を専門としているらしく、とても楽しく部活をしているらしい。


色々紹介してもらったけど、とても楽しくて、入りたいなって思った。やっぱり一生懸命がみんな素敵で壮大な世界だった。











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