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「すみません!ここでおります!!」




少ししわの着いた千円札を置いてすぐに走り出す。
運転手のお釣り!という声を置いて街灯に照らされた少し薄暗い道を走り出す。


あの子を考えると、居ても立っても居られない。
ずっとずっと考えるんだ。





どうしてあの子は俺を選んだのか






「そんなん、知るかよ……」




荷物の重さと、肺に入ってくる冷たい空気でもう足が痛い。

走ったことで体の内側から熱が込み上げて、でも皮膚は冷たくて、
寒暖差が変な感じだ。



「でも…行って…やらなくちゃ……」



鼻水やら汗やら涙でぐしゃぐしゃになって転けそうになっても、

あの子を……




「あっ、!」





反射で出た声と同時に視界がグンッと揺れる。

重い荷物とともに雪で滑って転んでしまったようだ



鼻血なんて知らない。
赤くなった指先も知らない。



肩下げの重い荷物を背中側に持ち直す。




もう少し、待っててくれ…!










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ピーチフラペチーノ(プロフ) - yuriori12911さん» ご指摘ありがとうございます!すみません全然気づいていませんでした…!すぐ修正します。 (2022年9月25日 18時) (レス) id: cb74bd79ea (このIDを非表示/違反報告)
yuriori12911(プロフ) - 多分仮名に あい が登録されているので、「あいつ」の あい が、名前に変換されています。確認してくださると嬉しいです。 (2022年9月25日 4時) (レス) id: 4df0e29a7c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ピーチフラペチーノ | 作成日時:2021年1月1日 23時

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