3話*確かめられた ページ3
佐藤side
新しく声優を目指して入った子
私はこの子が声優になるための意気込みを聞くために、少し厳しい質問をした。
『声優の道はすごく厳しいものよ。
あなたのその声が、どんなキャラにも影響を
与えなければならない。それが声優。
そして、その声をみんなに認めてもらわなけれ
ば、人気どころか、お仕事もないの。』
『それを踏まえて、あなたの声で、みんなに夢や希望を与えることが出来る?』
彼女はこう答えた。
貴『……想像以上に厳しい世界なのはよくわかってます。でも、私はどんなに厳しくて辛い世界でも、たくさんの人に夢、希望をあたえたい!!
それが私の夢だから。だから絶対に、頑張って見せます!!』
その言葉を聞いて、少し安心した。
この子は半端な気持ちでここに来たわけじゃない。
ちゃんと夢を叶えに、声優としてやっていくために、ここにきたんだと。
私は、Aちゃんを認めた。
佐藤「質問に答えてくれてありがとう。」
貴「いえいえ」
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作者名:なーたむ | 作成日時:2016年5月29日 21時