どんなことがあろうと、君が好きだよ【蒼井翔太】 (ページ16)

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15＊私なんかが･･･ページ16

Aside

社長｢まず、ただ紹介するだけじゃ面白くないから、皆にAちゃんの歌声を聞いてもらうって言うのはどう？｣

貴｢私の歌声ですか？｣

社長｢そーそー！！だから、今回Aちゃんには、翔太の『哀唄』を歌って欲しいの！！｣

貴｢！！！そんな！！私なんかが蒼井先輩の曲を歌うだなんて！！｣

蒼井先輩とは比べ物にならない私なんかが歌ったら、ファンの皆さんをガッカリさせてしまうかもしれない……。

社長｢もぅ！『私なんか』じゃないの！！

Aちゃんはいい声を持ってる。だから大丈夫！勇気を出して！！

きっと翔太も自分の曲を歌ってもらったらすごく嬉しがると思うの｣

貴｢でも……蒼井先輩のファンが、がっかりしてしまうかも……｣

社長｢そんなことないって！！私が保証する！

だって、メンバー皆Aちゃんの声を認めてるから。だから、次はファンのみんなに認めてもらえるように頑張ろうよ！！それが、Aちゃんの第1歩だよ！！｣

社長にそう言われて、少しやる気が出てきた。
先輩の曲を歌うのは緊張するけど……でも！認めてもらいたい！皆に！全ての人に！

貴｢私……やります！！絶対みんなを振り向かせて見せます！！｣

社長｢そう！そのいきよ！！

じゃあこれから歌のレッスンとか頑張ろうね！！｣

貴｢はい！しっかりやれるよう、頑張ります！！｣