１５話 ページ16
沖矢「･･･起きてたんですね」
今更声を変えても意味ないですよ赤井さん。
A「え、えぇ･･･昼間寝すぎたせいで中々寝付けなくて･･･」
ここからどうしようかと考えていると、
沖矢さんはこちらに歩み寄り私の身長に合わせてしゃがんだ。
後ろは壁で、私はより緊張感を感じた。
沖矢「･･･単刀直入に聞こう。君は何者なんだ？」
A「な、何者かと仰いましても･･･私はただの普通の子供ですよ」
大丈夫･･･落ち着けA。まだ、まだ完全に疑われてなどいない。
ごく普通の子供を演じればいいんだ。
まぁ、コンビニの強盗事件で普通の子供と認識されてはいないだろうけど･･･
そう、普通の子供を演じればいいんだ。普通の礼儀正しい子供に･･･！
大丈夫･･･絶対大丈夫！希望を最後まで持て！
沖矢「ほぉ･･･そうか。それじゃあ･･･」
そう言って沖矢さんがポケットからなにか取り出した。
私はそれを見て背筋が凍るような感覚に襲われ顔を引きつらせた
沖矢「この可愛らしいキーホルダー･･･君の物だろ？」
ヒエエエェェ！！！
希望から･･･一気に絶望へと変わった･･･
途中から声を変えてそう言ってきた沖矢さん･･･否、赤井さん
目も開き、赤井さんの緑色の瞳が私を捕らえるかのように見ていた。
さ、最悪だ･･･！安心しきっていてぷち赤井さんキーホルダーの存在をすっかり忘れてた
しかも絶対に見られてはいけないとんでもない人の手に渡ってしまった！！
赤井「このキーホルダーのキャラクター、
何だか俺に似ているのだが･･･これをどこで手に入れた？」
A「･･･そ、それは･･･言えません･･･」
ドクッ･･･ドクッ･･･
赤井「何故言えない？」
A「･･･こ、このキーホルダーを作った人の事を･･･他人に話したらダメだって･･･
そ･･･そう･･･そう言いつけられて･･･いるからです･･･」
赤井「誰がこれを作った？」
A「･･･そ、それは･･･」
ありきたりな嘘だけど･･･なんて答えれば･･･！
ドンッ！
A「ッ！！」
赤井さんが私の後ろの壁に手をついた。しかも両手･･･
赤井「どうしても言えないと言うなら･･･力ずくで口を割るしかないようだな」
Oh my dead･･･
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エボシ - めっちゃ、いいところで終わってる... (2019年3月15日 12時) (
レス) id: 548d7a9e8a (このIDを非表示/違反報告)
ドラゴン - 面白い作品です！続きを待ってます！展開がドキドキ！ (2019年1月13日 22時) (レス) id: cddb962df9 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 面白かったです^_^続きが、すごく気になります^_^これからも、頑張って下さい^_^ (2018年12月31日 0時) (レス) id: c084ade218 (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - 面白かったです！更新楽しみにしています! (2018年8月12日 16時) (レス) id: ee49c1682f (このIDを非表示/違反報告)
みゆ(プロフ) - おもしろいです！更新楽しみにしてます！ (2018年8月9日 16時) (レス) id: 866317dc4d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：meniichan | 作成日時：2018年6月10日 21時
