雉子ちゃんの苦難【名探偵コナン】

１２話 ページ13

その後、警察が来て強盗犯は捕まった。

さて、夜も遅いし帰ろうかと思っても、そうはいかない。

そう、私は今･･･沖矢さんに絡まれているのだから。


沖矢「ほぉ･･･母親に体術を教わっていたんですか」

A「そうなんですよ･･･。ところでお兄さんどなたですか？」

沖矢「あ、申し送れました。僕は沖矢昴と言います。あなたは？」


A「雉子Aです」


なるべく怪しまれないように子供らしい笑顔を向ける


沖矢「Aさんですか。ところでこんな夜遅くに一人でなにしてたんですか？」

A「夜ごはんのお弁当を買いに来たんです。
お母さんがお仕事で帰ってこないみたいなので」

沖矢「ほぉ･･･それじゃ晩御飯はまだなんですね。
でしたら、一緒に食事でもいかがですか？肉じゃがを作りすぎてしまいまして」


A「えっ！？」


に、肉じゃが･･･！しかも沖矢さんの･･･赤井さんの手作り！
じゅるり･･･


Aは肉じゃがが好物だった。


A「はい！喜んで！」

沖矢「ふふっ、それじゃ行きましょうか」


差し伸べられた手を取り、沖矢さんに手を引かれながら夜道を歩いていった。

なんだかこの絵図ら･･･色々と誤解されそうだけど･･･まぁいいか


この時･･･私は知らなかった･･･

まさか･･･あんな事になるなんて

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