87話 花と紅葉、雪と金色 ページ38
紅葉「息災じゃったか?私わっちがどれほどそなたを案じ、胸を痛めたか
このような__
獣畜生共の下にそなたを残す事になって」
敦「ぐあッ!?」
紅葉は体を起こそうとした敦を踏みつけ、敦は苦痛の声を漏らした。
紅葉「じゃが私が扶けに来た。もう心配は要らぬぞ」
鏡花「何故、貴方が・・・電話を」
紅葉「簡単じゃ。この小童が云う業務とやらを、刺して吐かせただけの事」
そう言いながら、更に敦を踏みつける。
紅葉「もう何も思い煩う事は無い、私が守ってやろうぞ」
A「待ってください!」
紅葉「?」
Aが前に踏み出す。
A「中島さんから離れてください。それに、鏡花ちゃんはマフィアなんかに戻りません」
Aは真っ直ぐ紅葉を見てそう言い放った。
紅葉「(なんじゃこの娘・・・影が薄すぎて気づかなんだ)」
紅葉はAを見てそう思った。
紅葉「そなたがAじゃな?そなたの事は鴎外殿から聞いておる。中也とは仲が良いそうじゃな?」
A「中原さんのこと知ってるんですか?」
紅葉「もちろんじゃ」
紅葉はコツコツとヒールを鳴らしながらAに近付いてきた。
紅葉「のう、Aや。マフィアに来てくれんかのう?」
A「えっ?」
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meniichan(プロフ) - 猫さん» コメントありがとうごさいます!これからも頑張っていきますのでよろしくお願いします! (7月8日 23時) (レス) id: cbf4c75b89 (このIDを非表示/違反報告)
猫(プロフ) - 面白いです!!!応援してます!! (7月8日 22時) (レス) @page50 id: ff465b59e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:meniichan | 作成日時:2023年4月5日 11時