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75話 たえまなく過去へ押し戻されながら ページ26

「あらもう嫌だわ、こんな沢山の方たちに見詰められて。あたし初対面の方とお話するの苦手なの」



少女は、手を頬に当てながら話を進める。


「でも駄目ね、ちゃんと説明しなくちゃあ皆さんお困りだわ、きっとすっごくお困りだわ。だってこんな見知らぬ所に突然連れてこられたんですもの、あたしだったら心臓が飛び跳ねて___」


谷崎「ナオミは何処だ」



ベラベラと喋る少女の話しを遮り、谷崎は少女を睨みつける。




「あらご免なさい。その説明が最初よね。探偵社の皆さんは、あちらよ」



そう言って指を指したのは、一つの白い扉。

その扉の向こうにはナオミとA、その他にはいなくなった賢治とその他の人たちがいた。

それを見た谷崎が扉の前に駆け寄る。



谷崎「賢治君!ナオミ!Aちゃん!」

「!? Aちゃんだって?」


谷崎の言葉に反応した白衣の男が、その白い扉に駆け寄る。

しかし、扉は固く閉ざされ開かない。



その様子を見た少女は、不敵な笑みを浮かべた。



「鍵なしでは開かないわ。開くのはあっち」

敦「!」


少女が示したところを見てみると、窓の外には静止画のように止まった外の世界が広がっていた。




敦「外の景色が・・・静止してる」


モンゴメリ「あたしの名前はモンゴメリ、此処はあたしの異能力で創った空間なの。でも安心なさって、そのドアから誰でも出られるわ。お仲間を取り返したくなければですけど」




ニヤリと笑いながら少女、モンゴメリは言う。


谷崎「如何する心算だ」


モンゴメリ「簡単よ、この部屋で"アン"と遊んで頂きたいの。アン、いらっしゃい」




モンゴメリがそう言った瞬間、彼女の後ろから大きな何かが出てきた。





ルーシー・モード・モンゴメリ

___能力名【深淵の赤毛のアン(Anne of Abyssal Red)

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meniichan(プロフ) - 猫さん» コメントありがとうごさいます!これからも頑張っていきますのでよろしくお願いします! (7月8日 23時) (レス) id: cbf4c75b89 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 面白いです!!!応援してます!! (7月8日 22時) (レス) @page50 id: ff465b59e9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:meniichan | 作成日時:2023年4月5日 11時

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