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69話 目には目を、悪には悪を ページ20

それからしばらくして・・・

中原さんがやってきた。



中原「A、手前何回引っかかれば気が済むんだ?」

A「あ・・・あの・・・つ・・・これ・・・!」



壺の前でアワアワと身振り手振りで説明しようとするA。

そこに強面の男が割り込む。



強面の男「アンタが保護者ね。それじゃあ早速この壺の弁償代90万を頂くわよ?」



額が増えてる・・・!



中原「は?何言ってんだ・・・俺は連れを迎えに来ただけだぜ。ンな壺に誰が金払うかよ。ほら、帰ンぞ?A」


強面の男「は?ちょっとちょっと、常識知らずのお兄さん・・・状況が分かってないようね?

アタシの後ろにはポートマフィアがいるのよ?金払わないって言うなら働けない体にしてやりましょうか?」



男はそう言いながら中原さんの胸ぐらを掴んだ。



強面の男「っ!?」


次の瞬間、強面の男の腰が低くなった。

男の方の足元の床だけが抉れ、私は今男に重力がかかっているのだと気付いた。


強面の男「(な、なに?体が・・・重い・・・!)」

女「ちょっと・・・なにやってんのよ!?」



そして男は、ドシーンと床に倒れ床にめり込んだ。

女の人は何が起きたのか分かっていない様子だった。



中原「気安く触ンじゃねぇよ。帰ンぞ?A」

A「は、はい・・・!」



私は中原さんのもとに行く。



A「あの、あの人生きてるんでしょうか?」

中原「あぁ、殺しちゃいねェよ。今はな・・・」



女「な、なんなのよ!?なんなのよアンタ!」


女の人が中原さんを指差しそう言ったと同時に、数人の銃を持った黒服の男たちが中に入ってきた。


中原「"ポートマフィア"だよ莫迦野郎」


女「えっ?えっ!?」


中原「首領からの命令でなァ。"ポートマフィアの名を語る莫迦を粛清しろ"ってなァ」


女「えっ!?嘘・・・!本物!?」
(えっ?じゃああの地味な女子中学生・・・ポートマフィアの!?)


中原「こっからは俺たちの仕事だ。手前は外で待ってろ」

A「は、はい」



そう言われ、私は建物の外に出た。

すると、中から銃声が聞こえてきた。

中で何が行われているのか大体予想つくけど、あまり考えたくない。

自業自得とは言え・・・ちょっと可哀想だな。

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meniichan(プロフ) - 猫さん» コメントありがとうごさいます!これからも頑張っていきますのでよろしくお願いします! (7月8日 23時) (レス) id: cbf4c75b89 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 面白いです!!!応援してます!! (7月8日 22時) (レス) @page50 id: ff465b59e9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:meniichan | 作成日時:2023年4月5日 11時

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