62話 有頂天探偵社 ページ13
「あァん!?」
ギャングの寄合所に入ると、ガラの悪い男性が沢山いた。
敦は堂々と立つ二人の後ろで頭を抱えビクビクと怯えている。
賢治「皆さんが爆弾を造って車を高跳びさせたんですか?」
「くそ面白え。貴様ら警察か?」
賢治「いえいえ、街のしがない探偵屋さんですよ」
すると、賢治は前に立っている人の服についてる鎖に触れた。
賢治「・・・へぇ、良い鎖ですね。牛を牽引する時の為に持ち歩いてるんですね?」
「触んな!」
「何が狙いだ」
賢治「いやぁ、皆さんが犯人かどうか教えてもらいたいんですよ」
すると、ガラの悪い人たちがクスクスと笑い、「そんな話は知らねぇ」と答えた。
賢治「そうですか!それは失礼しました。ご協力ありがとうございます」
「「「は?」」」
賢治の言葉に、ギャングたちは驚愕した。
賢治「じゃあ僕たちはこれで。いやあー良かった良かった」
敦「ちょ、ちょっと」
敦とAは賢治を追いかけ、外へ出た。
敦「どう考えても嘘でしょ!あいつらが犯人だよ!例えば敵対組織を攻撃するために爆弾で始末したとか____」
賢治「でも知らないって言ってましたよ?」
敦「言ってたけども・・・」
賢治「牛でも人でも村でも都会でも、素直に気持ちを話せば通じ合えるものです。僕はこの遣り方で失敗をしたことがありません」
敦「そ・・・それもそうだね!」
A「・・・」
純粋な敦はまたもやそう納得し、Aはツッコむのを諦め、二人の様子を見つめていた。
そんな三人の様子を建物から見るギャングに、彼らは気が付く事はなかった。
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meniichan(プロフ) - 猫さん» コメントありがとうごさいます!これからも頑張っていきますのでよろしくお願いします! (7月8日 23時) (レス) id: cbf4c75b89 (このIDを非表示/違反報告)
猫(プロフ) - 面白いです!!!応援してます!! (7月8日 22時) (レス) @page50 id: ff465b59e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:meniichan | 作成日時:2023年4月5日 11時