4話 人生万事塞翁が虎 ページ5
織田作さんと別れた後、とりあえず武装探偵社ってところに行こうと思ったけど･･･
武装探偵社って何処？
A「しまった･･･織田作さんに武装探偵社が何処にあるのか聞いとけばよかった」
もう夕方だし･･･今日はもう帰って明日にしよう。
なんて考えながら川沿いを歩いていると、
「や、やい！そこのお前！さ、財布を出せ！」
A「？」
突然、私の目の前に高校生くらいの白髪でボロボロの服を着た男の子が出てきた。
A「財布？」
「そ、そうだ！財布を･･･！」
ぐうぅぅぅぅ
A「お腹空いてるんですか？」
「うぅ･･･！」
その人はお腹を押さえ、恥ずかしいのか顔を少しそらし頷いた。
A「あの、よかったらこれどうぞ」
私は袋からチョコレートを出し、彼に差し出した。
これ、本当は小春と半分個して食べるつもりだったけど･･･困っている人がいるなら放ってはおけない
「えっ？いいの？」
A「えぇ」
そう言うと、彼はチョコを手に取り、よっぽどお腹が空いていたのかあっという間にチョコはなくなった。
「えっと･･･その、さっきはごめんね」
A「いえ、別に気にしてないので」
敦「僕は中島敦。えっと･･･君は？」
A「篠宮Aです」
敦「Aちゃんか。チョコありがとうね」
A「いえ。というか、何で強盗なんて似合わないことやろうとしたんですか？」
敦「実は、僕孤児院から出てきたばっかで、いや、追い出されたって言うのが正しいかな。右も左も分からず気づけば餓死寸前だったんだ」
A「だからお金を取ろうと？」
敦「うん。僕、最低だよね。自分より年下から金を巻き上げようとしたんだもの」
A「それは仕方ないと思います。それにもう気にしてませんの･･･で」
敦「？どうしたの？」
A「あの･･･あれ」
そう言ってAが指差す方向に敦は目を向けると、川に足が生えていた。
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meniichan(プロフ) - 天雨さん» コメントありがとうございます！体調に触らない程度に頑張っていきますのでよろしくお願いします！ (2023年3月30日 18時) (
レス) @page38 id: cbf4c75b89 (このIDを非表示/違反報告)
天雨(プロフ) - モブサイコ好きなのでこの作品と出会えてとても嬉しいです。すごいハイペース更新にびっくりしています。体調に触らない程度に頑張ってください！ (2023年3月30日 17時) (レス) @page39 id: 7a092e5baf (このIDを非表示/違反報告)
meniichan(プロフ) - リノさん» こんな作品を楽しんでいただけてとても嬉しいです！これからも更新頑張ります！ (2023年3月30日 2時) (レス) id: cbf4c75b89 (このIDを非表示/違反報告)
リノ(プロフ) - モ〇サイコ要素が多めに入ってて読んでて楽しいです！続き全裸待機しときますね！！ (2023年3月29日 21時) (レス) @page38 id: cc90a56098 (このIDを非表示/違反報告)
meniichan(プロフ) - 終兎さん» コメントありがとうございます！これからも更新頑張っていきますのめよろしくお願いします！ (2023年3月29日 21時) (レス) @page1 id: cbf4c75b89 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：meniichan | 作成日時：2023年3月25日 20時
