黄泉少女【鬼滅の刃】

29話 ページ31

しのぶ「鬼じゃないってどう言うことですか〜？先程喰われそうになっていたじゃないですか」

村田「ち、違います！お、俺はその子に助けてもらったんです！」

しのぶ「それじゃあ、この子は一体何なんですか？どう見ても人間には見えませんよ？それに先程、人間を喰っていたじゃないですか」


村田「人間じゃありません！その子が喰っていたのは鬼なんです！あと、その子は･･･信じられないかもしれませんが･･･"キョンシー"なんです！」


それを聞くと、しのぶは一瞬だけ驚いた表情になると、Aの近くまで歩み寄り、まじまじとAの顔を見つめた。



しのぶ「血色も悪いし脈もない･･･完全に心臓も止まっているのに生きているなんて普通ならありえませんね」

A「やっと信じてくれたの？」


しのぶ「はい、でも、まだあなたが完全に危険ではないと確信した訳ではありません。前に本で読んだ事があるのですが、キョンシーに噛まれた人間はキョンシーになるらしいじゃないですか。いくら人を襲わなくてもどっちみち危険です。なので、ご同行願いますね」

A「え〜」



そう来たか〜。でも鬼じゃないって信じてくれたしいっか。

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