5話 ページ5
グリム「魔法ならとびっきりのを今見せてやるんだゾ!」
「みんな伏せてッ!!」
グリム「ん゛な゛〜〜!!」
ボウッ!!
次の瞬間、グリムの吹く青い炎が辺りに引火し、室内は大パニックになった。
生徒たちの悲鳴で、そこはもう阿鼻叫喚。
クロウリー「このままでは学園が火の海です! 誰かあの狸を捕まえて下さい!」
獅子耳の男「チッ・・・かったりぃな」
美しい男「アラ、狩りはお得意でしょ? まるまる太った絶好のオヤツじゃない」
獅子耳の男「何で俺が。テメェがやれよ」
眼鏡の男「クロウリー先生、お任せ下さい。幼気な小動物を甚振って捕獲するという皆さんが嫌がる役目、この僕が請け負います」
タブレットの声「流石アズール氏、内申の点数稼ぎキマシタワー」
眼鏡の男「威勢のいい小動物ですね。リドルさん、お願い出来ますか?」
赤髪の少年「違反者は見逃せないからね。さっさと済ませるとしよう・・・首をはねろ(オフ・ウィズ・ユア・ヘッド)!!」
ガチャン!
グリム「ふぎゃ!? 何じゃこりゃ!?」
赤髪の男子生徒がそう唱えると、グリムの首に赤と黒のハート型の首輪がついた。
首輪を外そうと魔法を使おうとするが、首輪の魔法のせいで使うことができない。
あれが・・・魔法と言う物でしょうか。
赤髪の少年「ハートの女王の法律、第二十三条。『祭典の場に猫を連れ込んではならない』・・・猫であるキミの乱入は重大な法律違反だ。即刻退場してもらおうか」
グリム「オレ様は猫じゃないんだゾ!!」
クロウリー「どうにかしてください!あなたの使い魔でしょう!?」
「ですから、あの猫は知りませんって!さっきからそう言ってるはずです」
クロウリー「そ、そうでしたっけ?
ごほん!では、学園外に放り出してあげましょう。鍋にはしません。私、優しいので。誰かお願いします」
そう言うと、近くにいた生徒がグリムの首根っこを掴み、運ばれていった。
グリム「ぎにゃー!!離すんだゾ!
オレ様は絶対絶対・・・大魔法士になるんだゾ!!」
ガチャン
3人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
meniichan(プロフ) - コメントありがとうございます!これからも頑張って行きますので、よろしくお願いします! (2020年8月15日 9時) (レス) id: 4d28e4eef1 (このIDを非表示/違反報告)
サマー・ルナ(プロフ) - 人類は衰退しましたとのクロスオーバー、とっても面白いです! (2020年8月13日 23時) (レス) id: bcb04ca200 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:meniichan | 作成日時:2020年6月20日 0時