17話 ページ17
グリム「こ、こえーんだゾ!」
?「クールじゃん、俺は好き。だって、優しいだけの女王なんてみんな従わないだろ?」
グリム「確かに、リーダーは強いほうがいいんだゾ。ていうか、オマエは誰だ?」
エース「俺はエース。今日からピカピカの1年生。どーぞヨロシク♪」
グリム「オレ様はグリム!大魔法士になる予定の天才だゾ。こっちのピンクのもじゃもじゃはオレ様の子分だぞ」
「子分ではありません。ユウです。よろしくお願いします」
エース「ユウ?珍しい響きの名前だな」
そりゃ、異世界に飛ばされてきた人間ですから。
グリム「なあなあ、エース。それじゃあっちの目に傷のあるライオンも有名なヤツなのか?」
エース「もちろん!これはサバンナを支配した百獣の王。でも、生まれながらの王じゃなく線密に練った策で玉座を手に入れた努力家だ。
王になったあと、嫌われ者のハイエナも差別せずに一緒に暮らそうって提案した」
グリム「おおっ、ミブンっていうのに囚われないヤツはロックなんだゾ!」
「それじゃあ、手前の蛸足の女性は?」
エース「深海の洞窟に住む、海の魔女。不幸せな人魚たちを助けることを生きがいにしてた。お代さえ払えば変身願望から恋の悩みまでなんでも解決してくれたらしい。
彼女の手にかかれば叶わない。願いはなかったらしいよ。ま、お代はちょっと高かったって話だけど。なんでも叶うってんならとうぜんだよね」
グリム「にゃっはー!つまりオレ様も大魔法士になれば、リッチになれるってことか!?
じゃあじゃあ、このでかい帽子のおじさんは?」
エース「砂漠の国の大賢者。間抜けな王に仕えてた大臣で、王子と身分を偽って王女を誑かそうとしてたペテン師の正体を見破った切れ者!
その後、魔法のランプをゲットして世界一の大賢者にまでのし上がった!さらにその力で王の座まで手に入れたんだって」
グリム「ほほぅ!やっぱ魔法士には人を見る目も必要ってことだな!」
それからも、エースさんに石像の人たちの事を色々教えてもらいました。
なんというか・・・個性的な人たちばかりでした。
さすがは異世界、というべきでしょうか?
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meniichan(プロフ) - コメントありがとうございます!これからも頑張って行きますので、よろしくお願いします! (2020年8月15日 9時) (レス) id: 4d28e4eef1 (このIDを非表示/違反報告)
サマー・ルナ(プロフ) - 人類は衰退しましたとのクロスオーバー、とっても面白いです! (2020年8月13日 23時) (レス) id: bcb04ca200 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:meniichan | 作成日時:2020年6月20日 0時