13話 ページ13
クロウリー「はぁ・・・仕方ありませんね。いいでしょう」
グリム「ふな゛っ!?本当かっ!?」
クロウリー「しかし、闇の鏡に選ばれなかった・・・しかもモンスターの入学を許可する訳にはいきません。君についても、元の世界へ戻るまでただ居候をさせるわけにはいかない」
グリム「なんだぁ・・・ぬか喜びだゾ・・・」
クロウリー「まぁ、話は最後まで聞きなさい。あなたの魂を呼び寄せてしまった事に関しては、闇の鏡を所有する学園にも責任の一端はある。とりあえず、当面の宿についてはここを無料でご提供します。
ですが、衣食住については自分で支払っていただかねばなりません。妖精一匹しか持たない手ぶらのあなたが差し出せる物と言ったら・・・ふふ、そうだ、こうしましょう」
なかたさん「"からだ"とか?」
「えっ!?」
クロウリー「可弱い少女にそんな事しません!!ゴホンッ、学内整理などの雑用をこなしてもらうだけです。あなたは見たところ、掃除の腕はなかなかのようですし。ひとまず二人一組で『雑用係』はいかがです?
そうすれば、特別に学内に滞在することを許可してさしあげます。元の世界に帰るための情報集めや学習のために、図書館の利用も許可しましょう。私、優しいので。ただし、仕事が終わってから、ですよ」
「はい、わかりました」
グリム「え〜!?そんなの嫌なんだゾ!
オレ様もあのカッケー制服着て生徒になりたいんだゾ〜!」
クロウリー「不満なら結構。また外に放り出すだけです」
グリム「ふな゛っ!?わ、わかった!やればいいんだろ、やれば!」
クロウリー「よろしい。では二人とも、明日からナイトレイブンカレッジの雑用係として励むように!」
こうして、私とグリムさんはナイトレイブンカレッジの雑用係として、身を置かれることとなりました。
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meniichan(プロフ) - コメントありがとうございます!これからも頑張って行きますので、よろしくお願いします! (2020年8月15日 9時) (レス) id: 4d28e4eef1 (このIDを非表示/違反報告)
サマー・ルナ(プロフ) - 人類は衰退しましたとのクロスオーバー、とっても面白いです! (2020年8月13日 23時) (レス) id: bcb04ca200 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:meniichan | 作成日時:2020年6月20日 0時