1話 ページ1
かたり、かたりと揺れている物音に、私は目を覚ました。
ゆっくりと瞼を開くと、真っ暗な場所でした。
どうやら私は・・・狭い所にいる様です。
確か私は・・・部屋で仮眠をとっていたはずなのですが・・・
また妖精さんの仕業でしょうか?
と、そんな事を考えてると・・・暗闇の外から少し高めな男の子の声が聞こえてきました。
妖精さん?の声ではないようですね。
それに、この辺りじゃ聞いたことない声です。
「やべえ、そろそろ人が来ちまうゾ。早いところ制服を・・・うーん! この蓋、重たいんだゾ!」
蓋を開けようとしているのか、ガタガタと音がします。
「こうなったら・・・奥の手だ!
ふな゛〜〜〜それっ!」
ボウッ!!
「ぬわッ!!」
「さてさてお目当ての・・・って、ぎゃー!! オマエ、何でもう起きてるんだ!?」
青い炎が暗闇を照らし、驚いて思わず飛び起きると、目の前に青い瞳の黒猫が立っていた。
しかも・・・
「猫が喋ってる!?」
グリム「猫じゃねぇ!オレ様はグリム様なんだゾ!そんなことより!そこのニンゲン! オレ様にその服を寄越すんだぞ!」
「へ?服?」
ふと自分の服を見てみると、私は見知らぬ学生服を着ていた。
この制服・・・私が前に通っていた制服と違う。
グリム「然もなくば・・・丸焼きだ!」
ボウッ!!
「ちょっ!」
猫がそう言うと、先程の青い炎を出してこちらに襲いかかってきた。
話しは通じない様ですね。ここは一旦逃げましょう。
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meniichan(プロフ) - コメントありがとうございます!これからも頑張って行きますので、よろしくお願いします! (2020年8月15日 9時) (レス) id: 4d28e4eef1 (このIDを非表示/違反報告)
サマー・ルナ(プロフ) - 人類は衰退しましたとのクロスオーバー、とっても面白いです! (2020年8月13日 23時) (レス) id: bcb04ca200 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:meniichan | 作成日時:2020年6月20日 0時