52話 キング・クリムゾンの謎 ページ4
フーゴ「･･･」
ミスタ「･･･」
ナランチャ「･･･」
アバッキオ「･･･」
その言葉に、皆はついていくかついていかないか困惑した。
しばらくの沈黙の後、フーゴが口を開いた。
フーゴ「･･･言ってる事はよく分かったし･･･正しいよ･･･ブチャラティ。だけど、はっきり言わせてもらう･･･残念だけど、ボートに乗る者はいないよ。情に流され血迷った事をするなんて･･･アンタに恩はあるが、ついていく事は別だ。アンタは現実を見ていない。理想だけでこの世界を生き抜く者はいないッ。組織なくして僕らは生きられないんだ」
アバッキオ「フーゴの言う通りだぜ･･･アンタがやった事はジサツに等しい事だ。世界中何処に逃げようと、もうアンタには安息の地はない。そして、俺が忠誠を誓ったのは組織になんだ。アンタに対し忠誠を誓った訳じゃあねぇ」
ブチャラティ「･･･」
アバッキオ「しかしだ･･･俺は元々よォ、行くところや居場所がなかった男だ。俺の落ち着けるところは、ブチャラティ、アンタと一緒の時だけだ」
そう言って、アバッキオはエミリアを一度見た後、ボートに乗った。
ジョルノ「アバッキオ･･･」
フーゴ「ば、馬鹿なッ！アバッキオ！」
ミスタ「ボスを倒したのならよォ･･･実力から言って、次の幹部は俺かな？ブチャラティのヤツは頭がいい、勝つ見込みのない事はしない男だ。絶対に莫大な金が手に入るんだ」
ジョルノに亀を渡し、ミスタもボートへ乗った。
フーゴ「ミスタ！君までッ！」
ミスタ「フーゴ、お前はどうするんだ？」
フーゴ「お、お前らどうかしてるぞッ！完全に孤立するんだぞッ！どこに逃げる気なんだッ！？いや、このヴェネツィアから生きては出られないッ！」
ジョルノ「ナランチャ、あなたはどうするんですか？」
ナランチャ「お、俺･･･ど、どうしよう･･･ねぇ、ブチャラティ･･･俺、どうすればいい？行った方がいいと思う？」
ブチャラティ「怖いか？」
ナランチャ「あぁ、すごく怖いよ･･･で、でも命令してくれよ！一緒に来いって命令してくれれば勇気が湧いてくるッ！アンタの命令なら何も怖くないんだ」
ブチャラティ「ダメだ。こればかりは命令できない。お前が決めるんだ。自分が歩く道は、自分で決めるんだ」
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神田まりを。(プロフ) - 面白すぎて続きが気になるぅ🌲ﾆﾅﾙ🌲ﾆﾅﾙ( '-' )ﾄﾞｷﾄﾞｷ (2021年10月2日 22時) (
レス) @page34 id: dd67655f0c (このIDを非表示/違反報告)
くとぅるふふっざけんな！(プロフ) - 面白いので続きが楽しみすぎて更新されてたら真っ先に読んでます！続き待ってます！更新頑張ってください！ (2019年10月11日 21時) (レス) id: b6db3cbd6d (このIDを非表示/違反報告)
桜猫(プロフ) - 出づらいだろうなぁ…エミリアちん (2019年8月27日 21時) (レス) id: b3a762d464 (このIDを非表示/違反報告)
葉月 - 更新されてる！！いつも楽しく読ませていただいています。話の続きが待ち遠しいですが、ご自分のペース無理しないようにしてほしいです。気長に楽しみに待ってます！ (2019年8月27日 10時) (レス) id: e1b44d4df8 (このIDを非表示/違反報告)
ひなの(プロフ) - めちゃくちゃストーリーが面白くて何回も読み直してます！アニメも最終回が近づき悲しいですが、この小説の最後も楽しみです！更新頑張ってください！ (2019年7月13日 22時) (レス) id: 1b0852daab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：meniichan | 作成日時：2019年5月3日 6時
