イケメン少女、危機 ページ3
中原先輩は私を人気の無い階段へ誘導し、それから切り出した。
「徳田A、手前……女じゃねぇよな?」
嘘やん。
入学早々性別を疑われるってどういうことだ、私。
いやまあ女だけども。
『いいえ。僕は男です』
「本当か?」
『本当です』
中原先輩はふぅん、とつまらなさそうにする。それから「行っていいぜ」と私を帰そうとした。
私も判っている。
このまま教室に戻ればいいと。
でも____好奇心は止められない。
『何故、僕が女だと思われるんです』
「あァ……」
中原先輩はゆっくり話し出す。
「つまらない話だが、徳田Aは俺の初恋相手、なんだ。
一つ下の年齢で、常に飄々とした態度の女子。
中学校には来なかった。苛められていたようだ。
俺はAが好きだった。だから手前らが入学してきて吃驚したんだぜ?
Aが居る、ってな。
蓋を開けてみりゃ男子か。」
ああ、そうか____思い出した。
私は確かに知っていた。“中也くん”の存在を____
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翠雪(プロフ) - 妄想じょしさん» 有難うございます!拙文でよければ出来るだけ頑張りますbb (2018年5月13日 23時) (レス) id: 5a9bd719db (このIDを非表示/違反報告)
妄想じょし - 大変ですね…。頑張って下さい!更新がゆっくりでも楽しみにしてます(≧∇≦) (2018年5月10日 20時) (レス) id: e10f2bacab (このIDを非表示/違反報告)
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