【文スト】彼にあれこれやってみる。

File4.和装してみる。 ページ6

«貴女は何時もパンツスーツですよね〜。和服を着て出勤してみません？»

『着方判りませんよ！？恥ずかしいし……！！

うう、おはようございます』





【中島敦さんの場合】



「おはようAちゃ……って、和服着たの？」


少し驚き気味の敦さんに貴女は若干不安そうにしますが、敦さんはすかさず笑顔を見せてきますよ。大丈夫、Aは似合ってる。


「似合ってるよ。凄く可愛い」





【太宰治さんの場合】



「おはよ〜……っあれ、Aちゃん雰囲気違うね」


出勤時刻が貴女より遅い彼ですが、出社一番目敏く貴女を見つけてくれます。和服の女性と心中もいいなぁ、とおどけますが太宰さんの心中相手は密かに貴女が描かれています。


「綺麗だよ、是非私と心中してほしいくらいだ」





【芥川龍之介さんの場合】



「Aか。……洋装ではないのだな」


これまた驚かれます。似合っているぞ、なんてさらっと云われちゃいます。その日はあんまり目を合わせてくれませんが、貴女が落ち込む必要はありませんよ。


「すまぬ。今の貴様を見ると鼓動が早まる故」





【中原中也さんの場合】



「おう。…おお、和服なんだな。姐さんに影響されたかァ？」


けらけら笑って云われます。照れてはいない様子。少なくとも今は、です。貴女がバランスを崩して転びそうにならないか内心はらはらだったり…？


「大人っぽく見えるな。綺麗だぜ」





皆さん、多少は和服の女性を見慣れているようですね。ただ、貴女が危なっかしいのでちらちら視線を送っているみたい。

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