あくまはあいされるてんしになりたかった。【d！】

さんじゅうさんわめ ページ34

you side

カレーパン2つをトレーに入れる


押しに負けて、白いクリームパンも1つ


エーミールくんとチーノくんのおすすめで、塩パンと食パンも1つずつ入れる


ふと横を見ると3人が話していた


pkt「チーノくんも白いクリームパンどう！？」


cn「いやぁ、とっても美味しそうなんですけど、このかわいい顔を食べるのは気が引けるので…」


pkt「たしかに！この顔食べるの勇気がいるな…なら、エーミールさんは！？どう！？」


em「そんなに言うならもう少し…」


エーミールくんのトレーにはすでに5個ほどあのクリームパンが乗ってある


少食に見えるけど大丈夫なのかな…


お会計を済ませる


白いクリームパンを買ってくれたからとちょっとおまけをしてくれた


それを聞いてチーノくんが白いクリームパンをトレーに乗せてたのは流石に少し引いたけど…


右手に美味しそうな匂いのする紙袋を抱えて、左手に天使の絵本が入っている袋があることも確認して、まだぴくとさんと話している2人を待つ


エーミールくんたちとはお別れかな？と考えていると話が終わったのか2人がこっちにきた


em「良ければこの後の私たちの用事にも付き添っていただけませんか？私たちの友人に会いに行くのですが、その人たちも天使で…」


天使


といことは、コネシマくんたちとも友達


天使への拒絶反応？は最初以来起こっていないし、他にどんな天使がいるのか気になる


エーミールくんのお陰で2人といるのも全然苦じゃない、むしろ楽しいぐらいだ


今は3時半すぎだから時間もある


『2人が、いいの、なら…』


em「もちろんです！」


cn「行きましょ行きましょ！あの人らのことやからスイーツ屋にでもいると思うんやけど…」


em「そうですね！あ、そういえば、今から会う人たちの中には…」


現総統の息子がいるんですよ


エーミールくんがそう言ったのとほぼ同時に


扉のベルがカランッとなった

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