【ひぐらしのなく頃に業】信じるとは。 (ページ10)

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鬼騙し編其の壱 ⑥ 圭一side ページ10

レナ｢圭一くん、Aちゃん！お待たせ！

待ったかな？…かな？｣

富竹｢これは…馬に蹴られる前に退散するかな…
驚かせてすまなかったね圭一くん、Aちゃん。｣

圭一｢………｣

A｢……｣

レナ｢…圭一くん？Aちゃん？｣

圭一｢あ………えっと…｣

A｢掘り出し物は見つかった?｣

レナ｢うん！あったの！

ケンタくん人形ッ♪！！｣

圭一｢ケンタくんって……あれか？

フライドチキンの店先に置いてある等身大の…｣

レナ｢そう！ケンタくん☆！

はぅ…かぁいい……お持ち帰りしたいけど…

山の下敷きになってるの……｣

A「手伝ってあげるよ」

レナ「えっ？」

圭一｢俺も手伝ってやるよ｣

レナ｢えっ？えっ！？｣

圭一｢うまかった弁当の恩返しってことでさ！｣

A「同じく」

レナ｢はぅ…あ……ありがとう…！

圭一くんとAちゃんが手伝ってくれるー…

ケンタくんがお持ち帰りできるぅ～！｣

嫌な事件だったね

腕が1本…まだ__

圭一｢……なぁレナ…あそこで昔なんかあったのか？｣

レナ｢ダムの工事をやってたんだってね……はぅ…｣

圭一｢……その工事現場でさ何か起きなかったか？

例えば事故とか…＿事件＿＿＿＿｣

｢知らない｣

レナ｢…実はねレナも去年までよそに住んでたの｣

圭一｢…レナも転校生だったのか？俺はてっきり＿｣

レナ｢だからねそれ以前のことはよく知らないの

ごめんね☆｣

A『――――――』

レナ｢……どうしてそう思うのかな…？かな？｣

A『―――――』

レナ｢…何を言ってるのかな…？かな？｣

A『＿＿＿＿＿＿』

レナ｢………なっ!!｣

レナはAが何かを言った途端明らかに動揺し、鬼の形相で走り去っていった。

圭一「・・・・」

A『…帰ろう…?』

圭一｢………おう…｣

A『……』

Aは俺の服を引っ張ってきた。

圭一｢な…なんだ？｣

A『事件について…知りたいんだよね?』

圭一｢…あぁ……富竹さんに言われた言葉が気になって…何か知ってるのか…？｣

A『知ってる。でも、魅音とかに聞いても、きっとレナみたいに「事件なんて無かった」って言う。』

圭一｢な……なんで…そう思うんだ？｣