検索窓
今日:4 hit、昨日:10 hit、合計:2,959 hit

鬼騙し編 其の壱 ページ5

圭一side



昭和58年6月














「圭一!

そろそろレナちゃんとの待ち合わせ時間じゃない?

あ、そうそう レナちゃんにお漬物ありがとうって伝えてね」







「あいよ!」







この雛見沢へ引っ越して3週間






この前まで住んでいた都会と同じ国であること…






いや 同じ時代であることすら疑ってしまう…








「圭一くーん!おっはよ〜う!」




「相変わらず早えーな
たまにはのんびり朝寝坊したっていいんだぜ?」





そういえばレナは寝坊したことないなーなんて思いながら話す。






「お寝坊しちゃったら圭一くんを待たせちゃうじゃない!」




「そんときゃ置いてく」




「け、圭一君冷たい!いつも待ってあげてるのにー…」



「さくさく置いてくきりきり置いてく」




「どうして冷たいんだろ…だろ?」


少しレナをからかってやろうと俺は立ち止まる




「嘘。ちゃーんと待ってるよ

レナが来るまでずーっと待ってる いつまでも。」



笑顔を利かせてやればレナはきっと照れるはず!




「わ…わわ ずーっと… はう〜…」




ほーら顔が真っ赤だ!




竜宮レナ





これだけからかい甲斐があるやつも珍しい





「お、来た来た!遅いよ2人とも!」



「いつも遅いのはお前の方だろ」



「魅ぃちゃんおっはよーう!」




「おはようレナ!
圭ちゃんは…相変わらず朝から元気だねぇ」



魅音は俺の股間に視線を送った


「毎朝元気全開で大変なんだよ…挨拶してみるか?」



ので、ベルトを緩めてみる




「何の話だろ!?何の話だろ…!?」







「でさ!」



こいつは園崎魅音。



一応上級生でクラスのリーダー



「探しといてくれたぁ?頼んどいた洋ゲーのカタログ!」



「俺は葬式で東京に戻ったんだ!
おもちゃ屋めぐりをしてる余裕なんかなかったんだよ!」


「ちっちっち!
おもちゃ屋とホビーショップは全然違うよ!

特に洋モノ!こっちじゃなかなか手に入らないからねぇ…」


魅音とレナと話している間にもう教室の前へと辿り着いてしまった。



「…圭ちゃん」




魅音が教室のドアへと誘導する…俺への挑戦状って訳か…



「お手並み拝見ってことかよ、下がってろレナ」


「え…?」



「ヤツだ…!!」

・→←信じるとは。


今日のひぐらし

北条悟史


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (12 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
7人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

さんよん - めっちゃ面白くて好きです!!!!これからも頑張ってください!!!!!応援してます!!!!!!!!! (8月18日 16時) (レス) id: 483e9a5dca (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:makina | 作成日時:2022年7月1日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。