その時点でもう男。 ページ22
A「それは完全に忘れとった。マジごめん。」
りょう「今は全然気にしとらんからいいって。その時は落ち込んだけど。」
A「へ〜。りょうくんでも落ち込むとかあるの？」
りょう「そりゃあるわ、人間だわ」
A「あ、そっか。」
りょう「A的には違和感との戦いなんでしょ？」
A「そうなの。ずっと小さい頃から知っとるからか、男女の区切りじゃなくあいつは「人間」って括りなの。「ヒューマン」なの。」
りょう「ほお。」
A「だから私はおかしいの。ヒューマンにキュンってしたりヒューマンにドキドキしたりしとるの。」
りょう「その時点でもう男じゃないの？」
A「…って言われると違うような…」
りょう「えー？じゃあてつやとキスとかハグとかは違うってこと？」
A「あ、簡単に言うとそんな感じかもしれん。」
りょう「ムズいな女の子。」
りょうくんは眉間にシワを寄せて少し悩んどる感じで遠くを見る。
と思ったらいきなりりょうくんの顔がニヤッとした。
視線の先を慌てて追うと、
増田「よー」
増田がおった。
A「…って何で増田？！」
増田「いや、俺呼ばれた側なんだけど」
りょう「暇そうだから呼んでみた〜」
りょうくんはニッコニコで嬉しそうな顔。
ほんっとに増田好きだなりょうくんって。
増田「で、何の話？」
増田がドスン、と椅子に腰掛けた。
こいつはシャレオツカフェが岡崎一似合わん男かもしれん。
りょう「てつやとAの話。」
増田「お、出た。ビックカップル」
A「ビックカップルって何それ」
増田「だってあれだろ？お前全部てつやに邪魔されとるやん」
A「邪魔って？何を？」
増田「ほら〜おったやん。ゲイの奴とかさ、中学の時もあったんだっけ？」
A「…どういうこと？」
りょう「増田説明下手。…要するに、全部てつやの犯行、ってこと。」
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するめ長官(プロフ) - なぁさん» すっごく嬉しいです！ありがとうございます！これからも書いていくのでよろしくお願いします。 (2019年8月12日 21時) (
レス) id: 24a832e753 (このIDを非表示/違反報告)
するめ長官(プロフ) - Mrs.ぱんぷきんさん» 嬉しいお言葉、感謝致します。これからもよろしくお願いします。 (2019年8月12日 21時) (レス) id: 24a832e753 (このIDを非表示/違反報告)
なぁ(プロフ) - 完結おめでとうございます！てつやオブてつやなお話で、ドキドキハラハラしました…すべての作品読んでます！すべてきゅんきゅんと切なさに読みながら一喜一憂している次第です笑 次回作楽しみに待ってます！！ (2019年8月12日 16時) (レス) id: 07945c6d2e (このIDを非表示/違反報告)
Mrs.ぱんぷきん(プロフ) - 完結おめでとうございます！すごく読み入っちゃいました！次回作も楽しみにしてます！素敵な橙さんをありがとうございました！ (2019年8月12日 13時) (レス) id: 318cc8d8b4 (このIDを非表示/違反報告)
するめ長官(プロフ) - まりねさん» ありがとうございます！更新頑張ります！ (2019年8月5日 2時) (レス) id: 24a832e753 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：するめ長官 | 作成日時：2019年7月22日 6時
