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としみつ「お前っ…!」


りょう「ええ?!どういう状況?」





ワンルームの奥、カーテンの前に置かれたベッド。


薄ピンクのシーツの光沢がキラキラと輝く。


その中におったのは、俺らのリーダーだった。


としみつ「おいっ、てつやいい加減に…」


りょう「としみつ落ち着いて。ほら見て、てつや寝とるから」


としみつ「…」


ぐーすかぐーすか気持ちよさそうに寝息をたてるてつやを見て、俺は更にイライラした。


反省の「は」の字もねえな、こいつ。


いや、違う。


グループのことを思って、とか


Aのことを思って、とか


そんな綺麗事じゃない。


シンプルな嫉妬だ。


俺は受け入れられないのに、てつやは受け入れられとる。


腹立つ。


A「あの、私」


りょう「ごめん今何も言わないで。頭の整理つかん」


A「説明だけさせてください」


りょう「本当ショックなんだけど。そんなにてつやが良い?そんなに好き?」


A「…もう好きじゃないって言ったじゃないですか」


りょう「じゃあ何でてつやがここで寝とるの?」


A「てつやくんが昨日飲み会で酔っ払っちゃって、明け方連絡あって帰れんから泊めてって頼まれて…」


りょう「俺らの連絡は返さんじゃん」


A「それはだって…気まずいし、もう東海オンエアの手伝いはしたくないし…」


りょう「だとしてもさあ、無視はなくない?」


A「私なんかおらん方がいいって思ってる人達に連絡返す義理もないです」


としみつ「いや、俺らはそんなこと思っとらんやん。まずそんなこと思うくらいなら誘わんから。」


A「…としみつくんの愛が重いです、私」


としみつ「…え?」


A「私の事好きですよね」


としみつ「え、」


A「視線も、素振りも。…私が気付くくらい全面的に出されると…重い、です」

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作者名:するめ長官 | 作成日時:2019年7月7日 16時

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