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りょう「Aに興味ないとか言いながらちゃっかり抱いとるしさ」
としみつ「ほんとだわ」
りょう「俺らがAをいいと思ってるのもあるけど、普通にグループとしての風紀が乱れる」
としみつ「マジね、自分の欲望に忠実なのは勝手だけどよそでやってくれん？」
てつや「ええ〜…そんな怒る？」
困惑するてつや、怒る俺らの話を聞いて呆れて大きなため息をつく虫眼鏡。
ゆめまるとしばゆーは我関せずなスタイル。
りょう「流石に動画の手伝いで雇ってる後輩に手出すのはだめでしょ。」
としみつ「良くないよねシンプルに。」
虫眼鏡「…だけどさあ」
りょう「ん？虫さん何？」
虫眼鏡「りょうくんもとしみつもAをいいと思ってたことには変わりないし、あわよくばそうなりたいやん。」
りょう「いやでもその時はちゃんと覚悟決めるよ？付き合わずに手出すことは無いし」
としみつ「俺だって…」
虫眼鏡「同じなような気がするけどなあ。僕からしたらね。」
しばゆーがソワソワしとるのが視界の端っこでわかる。
てつや「…あー…すまん。俺が悪いから…」
りょう「それは違うでしょ。てつやと一緒にされるのは本当に心外なんだけど。」
虫眼鏡「でもじゃあ、付き合うってなったら僕達りょうくんの彼女と働くってことでしょ？この狭いスタジオで。嫌じゃん。そんなの。」
りょう「でも元々Aはここで後輩として手伝っとるから気遣う必要とかもなくない？」
虫眼鏡「そもそもとしみつがAにてつやのこと好きかどうかとか確認しなければ」
としみつ「は？俺が悪いの？これ」
しん、と静まりかえるスタジオ。
最悪だ。この空気。
ここでもめとっても何の意味もないのに。
てつや「とにかく、俺が悪いって。ごめんなさい。」
虫眼鏡「今後どうするの？」
りょう「何を？」
虫眼鏡「Aはもうここで働けんじゃん。」
としみつ「何で？」
虫眼鏡「何でって…ここに女の子入れるのはやっぱり違うと思うよ、僕は。」
バン！
大きい音がして玄関を振り向くと、
涙を流しながら突っ立っとるAがおった。
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作者名：するめ長官 | 作成日時：2019年7月7日 16時
